春分の日だと言うのに関東は真冬並みの気温&山沿いでは雪とのこと。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?とまじぃですどうも♪
と言うことで本日は我が愛車「ESCAPE R3 2016」をブルホーン化してまいります。
過去にも色々と取り付けたり外したりしているので、そこらへんの経緯を知りたい方は下記リンクからどうぞ。
https://toma-g.net/category/bicycle/accessory
なぜブルホーン化なのか
わかってるんですよ。
クロスバイクはロードバイクにはなれないってことは・・・。
ロードを買っちゃえば世界が変わるのもわかってるんです。
でもやっぱほら・・・せっかく買ったんだし3年くらいは乗ってあげたいじゃないっすか!!
と言うことでロードにはなれないながらも戦闘力を上げるべくのブルホーン化でございます。
バーエンド化やハンドル下げの限界
過去記事を読まれた方はお分かりだと思うのですが、バーエンドバーを装着したり、極限までハンドル高を下げて見たりとか、色々と試して来たわけです。
前傾姿勢を得たくてそこらへんの改造をしたわけですが、ハンドルを下げて得られるのは「前傾」じゃなくて「下降」なんです。
ただハンドルを下げるだけでは、前方向へ倒れた分を吸収できないので、腕を窮屈に曲げるなりして不自然な体制を取らないといけないわけですね。
(わかりにくい図ですいませんw)
ブルホーン化することで、掴める場所が前方に10cm以上伸びるので、この窮屈な態勢を解消できるかなと?
(ブルホーン部分を持つとブレーキに手が届かないので市街地などの走行は安全のためフラット部分を持ちましょう)
ちょっとだけガチ風味
感じ方は人それぞれだと思うのですが、クロスバイクってどうしても「速い街乗り自転車」って側面が多いと思ってまして。
もちろんスピードもそれなりに出るので、ヘルメットやグローブもフル装備で乗ってはいるのですが・・・・。
微妙に小恥ずかしいんですよね(笑)
あえて言うなら「原付にレーサースーツで乗っているような気恥ずかしさ」とでも言うのでしょうか。
ブルホーン化により、ちょっとだけ「脱・街乗り車」風味を出すことによりガチ装備でも浮かない感じになればいいな〜と言う。
ロングライド時の疲れにくさ
そして一番期待しているのが「ロングライド時の疲れにくさ」です。
フラットバーハンドルだと、どうしても立ち気味のアップライトな姿勢になってしまい、空気抵抗も受けやすいです。
おまけに重心がほとんと「尻」に掛かってくるので、とにかく長距離を走ると「ケツ痛」がやばい(笑)
ブルホーン化による「握りかえられる場所の多さ」と「前傾姿勢による重心の分散」。
そこらへんの影響でロングライド時の疲労の軽減とスピードアップが計れると嬉しいなぁ・・・といった感じ。
ブルホーン化の作業工程
と言うことで、本日は朝からブルホーン化作業を行いましたので、写真付きで解説していきます。
まぁブルホーン化しようなんて言う酔狂な事を考える人は、すでに何度もハンドルの付け外しなんぞは経験してると思いますので「ここのネジを外して、ここを緩めて〜」みたいな説明は割愛します。
写真でザックリとした手順をみてお楽しみください(笑)
フラットハンドルをはずします
物置小屋で作業しておりますので、背後に色々写り込んじゃってるのはご勘弁を。
と言う事でこれがオリジナルの状態。
各部品を外さないとハンドル交換ができませんので、順々にはずしていきます。
作業自体は特にむずかしくありません。
ここら辺のネジを5mmの六角レンチで緩めて外すだけですね。
とりあえずグリップが外れた状態。
2016年モデルのESCAPE R3はねじ止め式のグリップなので、ネジを緩めるだけでスルスルと外すことができますが、他の年式や他メーカーだと直付タイプもあるようなので、その際はハサミで破壊するなり、パーツクリーナーなどで滑らせて抜くなりしてくださいね。
そしてシフター&ブレーキ(一体型)もはずします。
あとはベルとサイコンのマウントをはずしてしまえば、このフラットバーハンドルはお役御免です。
一年間ありがとう!フラットちゃん♪
全部品をはずし終わったら、ステム正面のネジを緩めてハンドルを外します。
フラットハンドル時に、ハンドル位置を下げていた人は念のため元の高さに戻しておいた方が良いかも?
運転姿勢がフラット時とかなり変わるので、とりあえず無難なポジション から始めて、徐々に攻めたポジションに調整していきましょう。
ハンドルを外すとこんな感じ。
ご覧の通り、我が家のESCAPEもフラットハンドル時にスペーサー一個分&ステム逆装着で、ハンドル位置を下げていましたので、この時点でノーマル状態に戻しました。
(写真は戻す前です)
ブルホーンハンドル取り付け作業
いよいよブルホーンハンドルを取り付けていきます。
その前にフラットハンドルと並べて幅を比較。
ESCAPEの純正ハンドルが540mm幅に対し、ブルホーンが400mm幅なので140mmほど幅が狭くなる事になります。
部品周り結構窮屈になるなぁ・・・絶対・・・。
装着にあたっては特筆する事もないので、普通に装着。
ハンドルバーのセンター部分に刻印があって、中心部分がわかりやすい様になっているので、左右のバランスが狂わない様に装着してください。
ハンドルの角度に関しては「地面と平行が良い派」とか「トップチューブの角度に合わせた方が見た目が綺麗」とか色んな流派がある様です。
まぁ最終的には「自分の乗りやすい角度」を見つけていかなければいけないので、とりあえずは「水平」で仮止め。
次にシフターを装着していきます。
がむしゃらに突っ込もうとしてもカーブ部分に干渉して入れづらかったりしますので、角度を変えたりしながら騙し騙し入れていきましょう。
ブレーキレバーのクリアランスとか色々考えると、結局このくらい内側に設置しないとだめな感じ。
ハンドルとブレーキを同じ角度にしてしまうと、握りにくい上に、ブレーキレバーがハンドルの「ホーン部分」に干渉してしまい、非常に使いづらい状態になってしまうので、ハンドルより少し「下向き」に装着した方が良いっぽいかな?
バーテープを巻きます
バーテープの巻き工程も撮影したかったのですが、巻き始めたら手が離せないので写真撮影ができませんでした(笑)
巻き方向に関しても流派がある様なのですが、うちの場合はこの方向で。
ロードバイクだと「先端部分を余らせておいてエンドキャップで固定」する事が多いらしいのですが、クロスバイク用のブルホーンは内径が小さめなので、バーテープを巻き込むとエンドキャップが入りませんでした。
(もしかしたら入るコツがあるのかもしれませんが)
と言う事でハンドル断面に沿ってバーテープをまっすぐにカットしたのち、エンドキャップで蓋。
真横から見るとこんな感じに仕上がりました〜♪
試走してみました
と言う事で雨の合間を縫って、5kmほど走ってきました。
まずは良いところ
- ハンドル幅が狭くなった事による空気抵抗の大幅な減少。
- 無理のない前傾姿勢でペダルに力がかけやすくなった
- 上り坂でもフラット時より2〜3段重めのギアで登れる
こんな感じ。
最高速度は変わらないにしても平均巡航速度は上がりそうな感覚をヒシヒシと感じます。
逆に気になるところは
- ブレーキ、シフター周りが窮屈なので何か工夫が必要。
- フラットハンドル時は「足だけで漕いでいる」感じだったのが、前傾がきつくなった事により「全身の筋肉でペダルを蹴っている」感じになるので、本気を出すと背筋や首の方まで筋肉痛になる(多分ロードとかなら当たり前の症状)
- フラットハンドル時よりも「ステム部分のネジを締める強さ」に気をつけないと、体重をかけた時などに「グリンッ」ってハンドルが回転してしまうので危険です。ネジ山やハンドルを破壊しない程度の範囲で強めに締めておきましょう。
まぁ気になるところに関しては「慣れ」でどうにかなりそうなので、しばらく乗ってみて微調整と言ったところですね。
まとめ
最後に使った道具と購入した製品を紹介しておきます。
今回ブルホーン化に当たって使用した道具がこちら
- 六角レンチ(5mm)
- プラスドライバ
- 巻尺
- ハサミ
作業的にはそこまで大げさな仕事量ではないので、1時間弱もあれば終わってしまう程度です。
換装直後は出先などでも微調整したくなることもあるので、ハンディタイプの工具セットをサドルバッグに入れておくと色々捗ります。
参考までに、購入したブルホーンハンドルとバーテープが以下。
ベイシックなタイプなので2000円でお釣りがくるほどに安価ですが、作りは全く無問題。
これでブルホーンデビューして、そこから軽量タイプや変形タイプなんかを試して行けば良いと思います(沼ですけどねw)
バーテープは「安価な割に評価が高い」EMPTのモノをチョイス。素人なのでやり直しが効かない両面テープ固定型はちょっと怖かったんですよね。
このバーテープは背面が「台形カット」されているので、両面テープなしでもガッツリと噛み合ってくれる(らしい)逸品(らしい)です。
ガチ素人の私でも綺麗に巻けたので結構優れもの(らしい)です。
合わせて3000円程度ですが、ハンドルの作りが雑だとか、バーテープが巻きにくいとかもなく、非常に良い感じ。
低予算ながらガラッとイメージや乗り味を変える事ができますので、皆さんも是非是非試してみてくださいませ♪
コメント