【1万円台最強スピーカーは本当か?】PreSonus Eris 3.5実機レビュー

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めっきり涼しくなってきた今日この頃 みなさまいかがお過ごしでしょうか?とまじぃです。

つい先日の記事で新しいスピーカーを買ったよ〜って旨を書いたんですが‥

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JBLのモニタースピーカー「104-BT-Y3」買ったのでレビューしま~っす!! 毎度どうも とまじぃです。畑で育てている大根がアオムシ(モンシロチョウの幼虫)に喰われまくっちゃって 葉脈だけになっちまって 今後の生育が心配な今日この頃 いか...

記事内でも書いた通り「ジャンルを選ぶスピーカーだよ〜」って感じでして。

んでそのジャンルが‥

見事に私が普段聴くジャンルと合わないと(爆

って事で

JBLの104-BT-Y3は一週間に満たない使用期間を経て Xで旧知のマコトさんの元へ嫁いでいく事になったのでありました(笑

だって‥さらに欲しいスピーカーがあったんだもん しょうがないよね😆

目次

音の好みなんて曖昧なものなので

こんな風にスピーカーを買い替えまくってると「なんかあれっしょ? 自分の好みの音とか探してて 結局迷子になっちゃってるんでしょ?」的な事を思う方々もいると思うんすよね。

でも 「音の好み」ってのは かなり流動的なもので たとえば昨日と今日で変わってる場合もあるし なんなら体調でも変わってくるし。ましてや聞くジャンルやアーティストが変われば全然変わってくると!!

そんな曖昧な基準でスピーカーを買い替えてたらいくらお金があったも足りません(笑

ってことで スピーカーの音を判断する基準にしてるのが「リファレンスヘッドホン」なんですよね。

リファレンスってぇのはどういう意味かって言うと 「参考」とか「参照」とかそっち系の意味。

んで!リファレンスヘッドホンってのは何かって言うと「その音を参考にする」的なノリですか?

世間でたぶん一番有名な MDR-900STってヘッドホンがあります。

THE FIRST TAKEで アーティストさんが装着してるヘッドホンって言えばおなじみのやつ

これが通称赤帯って言われてるんですが 我が家で使ってるのはこれの親戚的なMDR-7506ってやつでして

通称 青帯と呼ばれるヘッドホンで 海外では赤帯よりポピュラーなんだとか

これが 900STより幾分マイルドで 多少はリスニング寄り(900STは常用にはピーキーすぎる)なので愛用してるわけでして。

スピーカーには「青帯と同じ高音低音のバランスで鳴って欲しい」ってのが願望なんですよね。

なので 「リファレンスヘッドホン」が 別のメーカーであれば ある意味 JBLのスピーカーが合格だった可能性もあるんですが 少なくとも青帯とJBLのスピーカーは 味付けが対局過ぎて違和感がありまくりだった…というのが 今回 超短期間で手放した顛末なのでありました。

ちなみに 今回JBLをお譲りした マコトさんは 違うタイプのリファレンスヘッドホンを使っており 彼の聞くジャンルにはJBLがドはまりしてくれた様ですので「納まるべきところに納まってくれて Win-Win」状態ということで JBLさんは無事に成仏してくれたのがなによりであります。

目移りの原因はこの動画!!

とは言え 今まで幾多のアクティブスピーカーを体験してきたわたくし。JBLが肌に合わないとは言え あらたにスピーカーを。それも今まで使ったことのない機種を。そうなってくるとかなり数が限られてきます。ひたすらマイナーな機種を狙うか?はたまた 一般層は手を出さない高級機を狙うか…

なんてことを考えながら JBLのスピーカーレビュー動画をYoutubeで漁っていたところたまたま出会ったのがこの動画

ぷ…ぷれそなすだと??

PreSonusとは

JBLだのFostexだのBOSEだのと言えば スピーカー業界では名の知れたメーカーたち。しかし Presonus??? そんなスピーカーメーカー聞いたことないよ? って方がほとんどだと思うのですが。

しかし!DTMerという視点から見ると実はこのPresonusは有名メーカーでして

PreSonus社は1995年に創立したオーディオ関連製品を開発するメーカーです。DAWシステムのコントローラーやソフトウェアから、スピーカー、デジタルミキサーまで、長年培ってきた技術と実績により、業界でも最高水準の品質・信頼にて斬新な製品を提供。PreSonusが開発したDAWソフトStudio Oneは、圧倒的なサウンド・クオリティと直感的な操作性を実現。PreSonusのブランドは値段以上の価値で、プロ・アマ問わず世界各地から高い評価を得ています。
PRESONUS 通販|サウンドハウスより引用

日本で言ったら YAMAHA(Steinberg)みたいなノリだと思っていただければって感じかと。

で そこのEris3.5ってスピーカーが どうやら全米では売り上げNo1だとか。

こりゃ 買うしかないでしょ!!!って事で購入に踏み切った次第であります

まずは外観から

音質などの前にまずは外観からチェックしていきましょう

フロントパネル

前面に位置するのは 電源スイッチ、ボリューム、AUX-In、ヘッドホンアウト。

いわゆる「頻繁にアクセスする可能性がある機能」はすべて フロントパネルに集約されているので 使い勝手はかなり良いです。

モニター系スピーカーって 謎のこだわりで 電源もボリュームも背面にあったりで「 前段のインターフェイスとかDACで音量調整が必須」みたいなのが多いんですが Erisに関しては使い勝手優先の配置で非常に好感が持てます。

ちなみに 現在青に光っている電源のLEDは スリープモードになると白色点灯に変わります。スリープからの復帰も思いのほか速いのでじれったさは皆無ですね。

なお 一般的なモニターと左右が逆で 操作系のあるマスタースピーカーは左が正解。音声入力の赤白を逆に接続とかすれば マスターを右でも使えないことはないですが 極性が変えられないAUX接続時などは左右が逆になってしまうので 素直にマスターは左で使ったほうが良さそうです(笑

リアパネル

操作系や臨時接続に特化したフロントに対し 背面は常時接続や頻繁に調整しない系のつまみが集中しています。

RCA入力、TRSバランス入力、RCAアンバランス入力、スタンバイのON/OFFスイッチ、アコースティックチューニングつまみ 、右スピーカーへの接続、電源接続部などなど。

普及帯のインターフェースやDACなどはRCA、上位機種はバランス入力と接続先を選べるので多くの入力機器に対応できます。フロントのAUXも含めれば3系統の入力を使い分けることが可能。
一般的な使い方で困ることはないでしょうね。

使い勝手や機能面

続いては操作系の説明をして行きます。

入力は同時出力される模様

我が家にバランス入力の機器がないのでそこは試していないのですが、AUXとRCAを同時に接続して再生してみました。

結果 どちらの音も再生されますので 多分バランス入力も同時出力が可能と考えた方が自然?

なので 「AUXに繋いだオーディオプレイヤーの音に合わせて RCAに繋いだオーディオインターフェースでギターを弾く」みたいな使い方がミキサーなどを介さずにできるという事になります(ただし入力の許容量オーバーとかでトラブル可能性もあるでしょうし推奨はできませんが)

今まで使ってきたスピーカーだとAUXを接続すると他の入力がキャンセルされる的な排他パターン多かったんですが Erisの場合は AUXに何かを繋いだままにしてあっても 他のソースがキャンセルされないので 「つなぎっぱ運用」ができるのは ガサツな私には嬉しい限りです。

スリープ復帰も迅速

前項でも軽く触れましたが 当機種にスリープ機能が搭載されています。一般的なスピーカーのスリープ機能って「ある程度の音量が継続的に鳴らないと解除されない」みたいな事も多く 静かめの楽曲を再生してもスリープが解除されない!的な事態が散見され、めんどいのでスリープをオフで使ってる人なんかも多かったりするわけですが。

Erisのスリープ解除はかなり感度が高い印象。どのくらい高いかと言うと「無音状態でも上流機器のノイズが多いとスリープしない」くらいの勢いです。

普段はPCをスリープ状態にすると上流のインターフェースの電源も落ちるので Erisもスリープ状態になるのですが たまたまPCの電源を落とし忘れて2時間くらい放置していたものの Erisはスリープ状態になっていませんでした。(もちろん何かを再生していたわけではありません)

PCをONにした時も同様。 PCの電源投入時って メールとかLineとかChromeとかが更新確認して 新着があるとなんらかの音(通知)がなりますよね? あの音で復帰してくれるんで「スピーカーのスリープ復帰させるために何か音楽鳴らさなきゃ!!」みたいな事も考えず運用が可能です。

痒いところに手が届いてる感じがたまりません😆

アコースティックチューニングが便利

そして スピーカーの音質自体をいじれるアコースティックチューニングつまみが非常に便利。一定のクラス以上のモニタースピーカーにはついていて当たり前の機能なんですが この価格帯でこれがついている機種は意外と少ないです。

生粋のオーディオオタの方々におかれましては「音質の調整機能など邪道。素の状態で勝負しろ」とか言われるんでしょうが‥

調整機能なかったら音が気に入らなかった場合「スピーカーを買い替える OR 部屋の音響環境を変える」の二択になってしまいます。道楽でいくらでも資金をツッコメるならいくらでもやってくれですけど貧乏な私たちはできればそんな事はしたくないと
(実際 先代のJBL 104ーY3は調整機能がなかったために『気に入らない』を改善する手段がなかったので買い換える羽目になったわけですし)

これの調整に関しては 音質の章にて詳しく!!

音質編

では最後にお待たせしました 音質の感想

二日目くらいから本領発揮!

買った初日。喜び勇んで設置して いざ試聴。

あれ?なんか音ぼやけてねぇ?

それがまず最初の感想でした。と言うのも 先代のJBLが 中低域のバキバキ感が前に出てくる音質だったので余計に差を感じたのかも知れません。

そして スピーカー界隈では迷信とか都市伝説とか言われてる部分もありますが いわゆる慣らし運転である エージングって結構大事なんですよね。まぁよくある「エージングは一年」みたいなのは 単なる思い込み…っていうかそれ不良品じゃねぇ?とか思ってる勢なので そこまで重要視はしてませんがw

でも実際 設置直後と翌日ではたしかに音が変わったのは確実。特に低域の芯的なのは翌日からかなり聞こえる感じになったのは間違いありません。

んで 二日目から どうなん?って話なんですが バランスはかなりいい! この記事の最初の方で書いた「リファレンスヘッドホンの音質」に近づけるように設定してみましたが

おおむね このくらいの微調整で MDR-7506と同じ高低バランスで鳴ってくれるので かなり素性がいいスピーカだと思います

スタンド系は必須かも

ただ 高低バランスはいい感じなんだけど 「低域のキレ」がイマイチ。

この時点では 机に直置き状態だったんですよね。たぶん キレ成分である中低域が 直に机に反射しちゃうんで 低域がボヤけちゃう感?

んで…先代スピーカーで使っていた傾斜型の金属スピーカースタンドを使ってみたのですが

今度は逆に「低域が消えちゃって 高域がキンキンしすぎ」みたいな状況。これだと 角度つきすぎてバスレフからの低域が壁に向かってない&スタンドが共振しちゃって高域キンキンなんじゃねぇ?という仮説。

って事で

スポンジ製のこのスタンドを購入。

2枚のスポンジの組み合わせで様々な角度で設置できるって製品。

スタンドをこれに変えた時点で 低域のキレもいい感じ。もちろん机への共振や反射も激減し スピーカー本来の再生能力が発揮されてるっぽい感じに落ち着いたのでありました。

まとめ

そんなこんなで 最初の方で説明した「リファレンスヘッドホンと同じ鳴り方をしてくれるスピーカー」という観点では 非の打ちどころがない製品と言っても過言ではないと思います。

もちろん モニター系の素気ない味付けなので 「スピーカー自体の風合いや雰囲気を求めてる人」には全くおすすめできませんが 音を分析的に聞きたい人や ミックス、マスタリングなどに使用したい方々には自信をもって「一万円台最強」としておススメできる一台と正直に思っております

過去に使ってきた FostexのPM0.4とか ベリンガーのMS-20とかより 全然使い勝手も音質も調整機能も上なのは間違いないですし。時代の進化ってすげぇなぁと思った次第であります。

ちなみに 設置環境に余裕のある人はワンサイズ大きな Eris4.5

Bluetoothでも聞きたい人は Eris 3.5 BTなんかもあったりするので

興味のある方は試してみてください。

あ!そうそう!

現行機は2nd Gen(第二世代)なんですが なぜか第一世代が高値で取引されてたりしてますんで…ただの希少価値で値段上がってるだけですかえら 高値で買ったりしない様お気をつけくださいませ😉

ではでは 楽しいスピーカーライフを♪

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