CPU性能で選ぶ価格帯別おすすめノートパソコンまとめ【2017春】

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実はわたくし近々ノートパソコンを購入しようとおもっておりまして。 ところが、デスクトップ一筋&AMDのCPUで自作機を貫き通してきたので、いまどきのモバイル用CPUの力関係の知識が浦島太郎状態。

ということで、3記事ほどそこらへんをガッツリ調べて書いたのですが、ダラダラと冗長になっていたので1記事にまとめさせていただきました。

「CPUパワー」と言う一点でのチョイスなので、解像度ストレージの容量など他にも気にしなければならない部分も多々ありますし、あくまでも「選択の目安」として参考にしていただければ幸いです。

なお各機種のCPUスコアに関してはPassMark Software – CPU Benchmark Chartsを参考にしています。
こちらのスコアも「参考程度」であり、特定のCPUがやけに低い値になってしまっている場合などもありますので、ご了承くださいませ。(サンプル数が少ないCPUだとユーザー環境次第で激重なスコアになったりすることもあるらしいです)


目次

3万円前後コース

10.1インチから15インチまで様々なサイズがあるこの価格帯。
CPUはATOMやCeleron、Pentiumが主なのでメイン機としてバリバリ使うにはちょっと物足りない性能。
価格を抑えるために「極小容量eMMC機」か「中容量HDD機」の二択になってくるので、100GB超えのSSD機とかを買いたいのであれば、もうちょい上の価格帯を狙いたいところ。

とはいえ、2年ほど前の先代ATOM機全盛時代に比べれば、パワーアップしているので、「サブ機」として使用用途を限定したり、「あくまでも持ち出し用の軽量ノート」として重い作業をしない前提であれば、結構使いやすい機種も増えてきた印象。

ASUS Vivobook E200HA

11.6型で950g。
名機EeeBook(X205TA)の上位互換と言って良い機種(ただしストレージは64G→32Gで半減)

メモリーも4G搭載(同型番で2GB機種もあるので注意)なので、EeeBookより余裕ある運用ができそう。
Intel Atom x5-Z8350 @ 1.44GHz:1,261

我が家にも先代EeeBookがあるのだけれど、大きさ軽さはそのままにCPUやメモリーがパワーアップしているので「モバイルノート」限定の用途であればイチオシな機種。 バッテリー駆動時間10時間超えなので、昼夜休まず使用でもしないかぎりは一日使えるスタミナもオススメ。
(だたしストレージが小さいので今後のwindowsのアップデートにどこまで耐えられるかは未知数)

HP 15-ba000

上記リンクのAmazonや楽天だと4万円台中盤ながら、yahooショッピングのNTT-Xストアだと36000円程度で購入可能。

メモリー4GB、フルHD、稼働時間6.5時間でこの価格は魅力的。
AMD E2-7110 APU :2,259

AMDのCPUだと思って舐めてたら結構スコア高かった!!

HDD機なので幾分機敏さに欠けると思われるが、7~8000円でSSDを購入して換装してしまえば、かなりコスパの高い機種に化ける可能性あり。

Dell Inspiron 11

これに関してもAmazonや楽天だと4~5万程度なのだが、価格コム限定モデルだと33000円ほど。
Inspiron 11 3000シリーズノートパソコン | Dell 日本

Intel Pentium N3710 @ 1.60GHz :1,868
11.6インチHD画面にPentium突っ込んで来てるので VivoBookやEeeBookサイズでさらに高性能といったところ。
128GBのSSD搭載なので、写真や動画を溜め込むのには向かないけれど、処理能力的には3Dゲームや動画編集などに手を染めない限り問題なさそう。

3万円台では一番バランスの良い機種じゃないかな? (性能と引き換えにバッテリー駆動時間はVivoBookに負けてます)

Lenovo 2in1 タブレット ideaPad Miix 310

最新ATOMを積んだ2in1タブレット。

10.1インチなので画面は小さめながら、解像度は1920×1200と高解像度。
我が家のOnda Obookが同じサイズ・解像度なのだが、意外に文字なども見やすくて普通に使えます。
バッテリー駆動時間も12.3時間と非常にスタミナ仕様。
欠点としては省スペースの犠牲になってファンクションキーがないこと。
Fnキーとの同時押しで対応になるのだけれど、Obookで体験したかぎりではとてつもなく使いにくいので、おすすめできません。
Intel Atom x7-Z8750 @ 1.60GHz:1,733

ATOMの中では上位なCPUなので、下手なCeleronやPentiumとなら肩を並べられるベンチマーク値。
ブロガーやノマドワーカーみたいに、ガツガツと文字入力しまくる人には向きませんが、ストレスなくネットサーフィンや動画閲覧などをするには良い機種かな?

Lenovo ideapad 300

SSDだとどうしても容量不足が心配。
でも一回SSD機を使っちゃうとHDDの速度はちょっとアレ・・・。

そんな不満を回避すべく、両方のいいとこ取り(中途半端ともいう)したSSHDを搭載したのがこの機種。
要はHDDの前段に極小SSDを置いて、キャッシュ的に使用することでSSD並とまでは言わないまでもHDDより速い速度を実現って事ですな。
Intel Celeron N3060 @ 1.60GHz:963
ただ・・・Celeronなのに一世代前のATOM並のスコアしか出てないのが心配。
Celeronでこのスコアっておかしくない??って気もするのだが、サンプル数が少ないとかたまたま計測した人のPCが重かったとか、そういう不測の事態があったと願いたいところ。

Altair VH-AD3

Altair VH-AD3

ドスパラ製30000円切り(税抜)の異様なコスパ機。
ストレージはeMMC32GBと一般的だが、SSD追加スロットがあり、BIOS設定で起動ドライブにも設定できるので

このあたりのSSDを後から買って突っ込んでやれば4万弱で240GBのSSD機が出来上がる。

Intel Celeron N3450 @ 1.10GHz:1,850

最新の Apollo Lake世代のCeleronなので処理能力もなかなかのもの。
旧Celeronはもちろんの事、最新ATOMやPentiumにも劣らない処理能力はコスパ抜群。

5万円前後コース

この価格帯になってくると、CPUもcore i3 や i5あたりになって、メイン機としても十分に使用できる機種が増えてきます。
ストレージもSSD機が選択できるので、キビキビ感を求めているならそれもよい選択肢。
3万円コースの様な「タブレットもどきで拡張性皆無」みたいな機種よりも、「それなりにゴツくて後から拡張可能」な機種も多いので、とりあえず買っておいてあとからSSD化やメモリー増設などもできるのは美味しいところ。

HP 15-ay000

HPらしい「奇をてらわず普通に使えるノートパソコン」
ストレージがSSDでないことを除けば特に目立った弱点はない優等生的な機種 。
この価格帯では珍しいフルHD画面も魅力の1つ。

追記
ケーズデンキで実機を触れる機会があったのですがHDD機と言うこともありeMMC機よりかなりモッサリした動作でした。
処理能力自体は高いのだけれど、HDDがボトルネックになってスタートダッシュが鈍い感じ。 キビキビしたメイン機として使うならSSD化必須かな?

CPU:Core i3 6006U(Skylake)/2GHz/2コア CPUスコア:3159

Thinkpad E470

他の機種に比べ、ちょっとだけコンパクトな14型にそこそこ高いスコアのCPUを積んだ機種。
解像度はフルHDではないが、このサイズならフルHDでなくても十分と言えば十分。
「軽作業をキビキビ」こなしたいなら、この仕様あたりがちょうどよい感じ。

Core i3 7100U(Kaby Lake) 2.4GHz/2コア CPUスコア 3851

TravelMate P257M

CPU性能は高いけれど2015年製。

無線LANが11ac対応なので幾分使い勝手は良いかも?

Core i5 5200U(Broadwell)2.2GHz/2コア :CPUスコア 3501

Vostro 15 3000(3568) 価格.com限定 ベーシック

f:id:tomag:20170411224837p:plain
New Vostro 15 3000(3561) 【価格.com限定】

core i3&SSD128GB なので体感速度的には今回の5機種の中では一番速そう。 他のスペックはLenovo E470とほぼ同じなので「高速なSSD or 大容量のHDD」どっちを選ぶかが選択の分かれ目。

Core i3 7100U(Kaby Lake)2.4GHz/2コア:CPUスコア 3869

ASUSPRO ESSENTIAL P2520LA

2015年製ながら指紋認証や11acの無線LANなど、現行機に劣らない構成。
稼働時間12.6時間というのも、このクラスでは最長。 どちらかと言えばビジネス向けノートだがその分メンテナンス性は良いので、のちのち増設などを考えているならなかなか良い選択肢。
Core i5 5200U(Broadwell)2.2GHz/2コア :CPUスコア 3501

価格にはこだわらないコース

ここまで来ると「もうデスクトップでよくねぇ?」な機種です(笑) ある意味ネタ機種と言っても過言ではありません♪

ASUS ROG GX800VH

水冷ユニットを2機。
グラボはGTX1080(8GB)×2
背面に巨大な拡張ユニットを背負っているのでノートとして持ち歩くのはかなり辛そうw
f:id:tomag:20170415074430p:plain

ディスプレイも18型と、一昔前のデスクトップ並なので完全に据え置き専用マシンですね・・・。
っていうか・・・デスクトップより場所取ってない?(笑)

CPUスコアも3万円機の5倍以上!!

でも価格は30倍くらいだけどね(汗

CPU:Core i7 7820HK(Kaby Lake)/2.9GHz/4コア CPUスコア:10199

まとめ

いかがだったでしょうか? こうやって見てみると 「ノート」というジャンルでもタブレットに毛が生えた程度のものから化物まで多岐にわたりますねw

個人的にはデスクトップのメイン機を所有しているので、ノートはあくまでもサブ機という位置づけ。
でもあとから変更できない部分で妥協すると後悔しそうなので

  • CPUはi3~
  • ディスプレイはフルHD
  • ストレージ、メモリーは換装・増設可能

ってあたりが条件になるかなぁ。

とりあえずHP 15-ay000をケーズデンキでいじってみたものの、SSD&eMMC機に慣れてしまった身としてはHDD機のマッタリ加減はかなり苦痛。

CPUはそこそこでも SSD積んでる機種のほうが体感的には速く感じるのは確実なので、DELLのVostro 15 3000あたりが一番の候補になりそうです。

 
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