とまじ庵

TOMADIAの後日譚?

【1万円以下では最強?】SOOCOO 4Kアクションカメラ C30R 実機レビュー

数々のアクションカメラを中国企業から提供されたものの、片っ端から貶しまくっているせいで、すっかりレビュー依頼が来なくなったとまじぃです、どうもありがとうございます♪

そんな感じで前回!「なんか新しいアクションカメラ欲しいんだけど、どれがいいのかなぁ」なんて事を書いたのがこの記事

その記事の中で「SOOCOO C30R」って機種が安くて高性能だな〜って事で買う気満々なボルテージまであがったのですが・・・・。

新たなアクションカメラのレビュー依頼が来てしまい・・・・。

これがなかなかウンコみたいな機種でして本命のSOOCOO C30Rを買うまで期間が空いてしまったわけですが。

このたび晴れてC30Rを購入したので、レビューしていこうと思います♪

ぶっちゃけてしまうと「初めて自腹で買ったアクションカメラ」なので、出費してる分だけ普段より厳しいレビューですよ(笑)


同梱物チェック

普段だと文字数稼ぐために「開封の儀」とかやるんですけれども。

ぶっちゃけ誰も箱とかに興味ないと思うので割愛しますw

箱を開けるとちょっといい感じのキャリングバッグが出現。
なんか・・・特に主張とかしてないんだけど、いい感じのカッコよさ?(個人的感想です)

 

中身はこんな感じ。
今まで10台弱のアクションカメラを使ってきましたが「必要最低限のマウントしかない」「いろいろ入りすぎてて入り切らない」かで、ちょうどいいってぇのはないの? なんて思ってたんですよね。

SOOCOO C30R に関しては、収まり的にはちょうどいい感じ。

 

同梱物を並べるとこんな感じ。

  • 本体
  • バッテリー×2
  • USBケーブル
  • リモコン
  • 防水ケース
  • ネイキッドフレーム
  • クリップマウント(撮り忘れたので写真には非掲載)
  • ハンドルバーマウント(自転車用)
  • 両面テープ系マウント&クイックリリース
  • 三脚マウント
  • 90度方向転換用アダプタ

 

「とりあえず使いたい」レベルであれば、まったく問題な使えるだけのアクセサリが同梱されてるので、最初は同梱品だけで事足りると思います。

同梱の自転車用マウントはネジ部分が短く、ロードバイクのハンドルやステム部分に固定したい場合は直径が足りないので、別売りのハンドルバーマウントを購入しておいた方が幸せになれると思います。

外観チェック

防水ケースに入れた状態はこんな感じ。 ボタン周りにもガタや押しにくさなどもなく、操作性はいたって良好。

 

文章では説明しにくいので割愛しますが、ロック機構があって二箇所くらいイジらないと蓋が開かない仕様なので、「ハードなアクティビティ中に突然蓋が開いてカメラがどっかに飛んでった」なんて可能性はほぼ0%かと。

 

前面が電源ボタン(メニュー操作時はキャンセルボタン)
右面はWIFIボタン(メニュー操作時は選択ボタン)
上面は撮影&シャッターボタン(メニュー操作時は決定ボタン)

ここらへんは一般的なGoPRoもどきの仕様です。

 

左サイドには

  • マイクロUSB
  • マイクロHDMI
  • マイクロSDカード

それぞれの挿入口がございます。

中華アクションカメラでは、たまに「差し込み具合がイマイチ」なんて機種も散見されますが、SOOCOO C30Rの場合は特に問題なし。

スペック&設定関連

ぶっちゃけてしまうと、中華アクションカメラのスペック表記ほど意味がないものもございません。

というのも、4Kを謳っていても実は2.7Kを引き伸ばしてるだけだっり、60FPSを謳っていても実はコマを複製してるだけだったり。

そもそも同じファームウェア(制御系ソフト)の出来次第で色味が変わったり動画の滑らかさが変わったりする世界ですから、実際撮った映像を見ないとスペックなんて意味がないと言っても過言ではありません(笑)

ということなので、スペックに関してはザックリと紹介。

SOOCOO C30Rスポーツカメラ仕様
バックスクリーン 2インチTFT液晶
写真フォーマット JPEG
ビデオフォーマット MP4、H.264
写真解像度 VGA(6408x480)、3M(2048x15360)、5M(2592x1944)、8M(3264x2448)、10M(
ビデオ解像度 4K(2880 * 2160)/ 24fps、2K(2560 * 1440)/ 30fps、1080P(1920x1080)/ 60fps、1080P(1920x1080)/ 1080P(3648x2736)、12M(4032x3024)、16M(4608x3456)30fps、720P(1280x720)/ 120fps、720P(1280x720)/ 60fps、720P(1280x720)/ 30fps
水中 30m(防水ケース付き)
レンズの角度 170度
トランスミッションレンジ 屋外で15m
バッテリーのタイプ 1350mAh充電式リチウムイオンバッテリー
バッテリー作業時間 一般的な120以上分 1080P / 30fpsの中には、バッテリーが完全に充電されている場合(注:WIFI機能をオンにしない)
充電時間 約3時間
USBインターフェース USB 2.0
ACアダプタ仕様 DC 5V / 1
メモリタイプ サポートブランドマイクロSDカード、最大128GB(注:使用前にアクションカメラでフォーマットしてください)
周波数 50 / 60Hz
露出 -2.0、-1.7、-1.3、-1.0、-0.7、-0.3、0、+ 0.3、 + 0.7、+1.0、+1.3、+1.7、+2.0
タイムラプス オフ、0.1s、0.2s、0.5s、1s、5s
ループ録画 オフ、3分、5分、10分
ジャイロスコープ サポート
ナイトシーン はい
スローモーション サポート
セルフタイマー シングル、2Sタイマー、5Sタイマー、10秒タイマー
ホワイトバランス オート、晴れ、曇り、タングステン、蛍光灯
入出力ポート マイクロUSB、マイクロSDカードスロット、マイクロHDMI

とりあえず一通りの機能は搭載されています。

特筆できる点と言えば「バッテリー容量」

一般的な機種だと「1050mAh」くらいの物が多いのですが、SOOCOO C30Rの場合は1350mAh。約3割ほど多いバッテリーが付属します。

カタログ的には「手ぶれ補正とWi-Fiをオフで30FPSなら120分イケまっせ!」と書いてありますね。

これに関しても「バッテリー容量は多いのに無茶苦茶電池喰いで30分しかもたない」なんて機種も過去に経験したことがあるので、一概に数字だけで判断できるわけではありませんが、実際試してみたところなかなか長寿命でした。

そこらへんは後半の方で改めて。

画質チェック(自動車に車載)

そんなこんなで前項でも言いましたが

スペックなんて飾りです、大事なのは実際に撮れる絵です

ってことなんですよね。

ということで、我が家にある先代機のこいつ。

SJCAM SJ6 Legendと並べて比較動画を撮ってきました。

車用のマウントを2つ持ってなかったのでダッシュボードに2台を並べて安全運転での撮影です。

運転中に徐々に滑ってきて位置がズレてくるので、ちょこちょこ位置補正するのがめんどくさかった(笑)

 

ということで、実際に撮ってみた比較動画がこちら。


SOOCOO C30R vs SJCAM SJ6 legend

ブログの画面内やスマホで見る分には価格が倍近くのSJCAM SJ6 Legendと遜色ない画質で撮れてますねぇ。

この画質で10000円切ってるなら全然アリ!!

実際に動画内から「すき家の看板」を拡大して切り出して見るとこんな感じ。

かなり小さめに映っている看板を拡大してみましたが、意外にC30Rの方が鮮明。

こいつはなかなか使える子な予感♪

手ぶれ補正テスト(自転車車載)

我が家の場合、アクションカメラは「自転車動画」が主な使用用途なので、手ぶれ補正の性能は非常に大事です。

ということで、我が愛機「ESCAPE R3 ブルホーンカスタム」の左右ハンドルにアクションカメラを2台設置して比較動画を撮ってまいりました。
(通学時間とかにこんな状態で走ったら通報される案件だなこれw)

実際は吊り下げ状態で設置したほうが手ブレは少なくなるのですが、「手ぶれ補正テスト」なので、あえての上向き設置。

雪国なので、冬の除雪車にいじめられて路面は結構凹凸が激しいため、速度があがってくるとかなりの振動でカメラがブルブル震えるレベルの振動です。

カメラの手ぶれ補正にはかなり厳しいテスト状況。

はたして結果は????


SOOCOO C30R 手振れ補正比較

比較用に「手ぶれ補正をオフにしたSJCAM」を右側に、「手ぶれ補正をONにしたC30R」を左側に設置しました。

SJCAMの方の映像が実際の震え具合ですが、かなり派手に揺さぶられてます(笑)

かたやC30R・・・・。

いやぁ、見事に手ブレが抑えられてますねぇ(シミジミ

特に1分30秒あたりからの下り坂で、スピードもあがってきたあたりでの差は顕著。

ある意味手ぶれ補正してない方が臨場感があるっちゃぁありますが、映像酔いしちゃって長時間見れないですよねSJCAMの方はw

ということで、手ぶれ補正も全然合格!!

バッテリー

さきほどスペックの項で説明しましたが「手ぶれ補正OFF FPS」で120分というのが公称値。

でも経験上手ぶれ補正&60FPSで撮ると1時間もたない機種がほとんどでしたから、C30Rもそんなもんだろ?って思ってたんですけれども・・・・。

テスト動画取るために1時間ノンストップで回してから残量見たら普通にまだ1メモリ残ってました。

前日に半端な充電状態で撮りに行った際に「電池ゲージが赤くなってから」も20分以上録画できる事は確認しているので、もしかしたら手ぶれ補正あり&60FPSでも90分弱は回せそうな気がします。

前回レビューした某機種が30分で電池切れしちゃったことを考えると実に3倍の稼働時間。

デキる子だ うん♪

欠点は???

ということで、機能面、ソフト面ではほぼ死角がないSOOCOO C30R。

では欠点はないのかと言うと・・・・・。

ちょっと組み立て精度が甘い個体が多い

詳しいことはヒロさんが動画で紹介しれくれているので、そちらを見てみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=YSCol06JVs0&t=7s

ヒロさんはテープで対処していますが、私の場合「分解」とかに躊躇がない人なので、フロントパネルをはずしてネジを増し締めしました(笑)

たぶん組み立てのバイトさんがガサツな性格で、収まりとか気にしないで組んじゃったんでしょうねぇ。

まぁ、中華製品ではよくあることなので、もしそういう個体に当たっちゃったら自力で対処しましょう(笑) (ある意味中華クオリティに慣れちゃってる自分が怖い今日このごろ)

まとめ

ということで、実売7000円ほどのSOOCOO C30Rですが、幾分作りが甘いことを除けば格上のSJCAMにも負けない機体なようです。

結論としては「良い買い物をした」と自信を持って言える機種ですね。

予備バッテリーを持参して30FPSで撮るのであれば、実質4時間くらいは撮れそうですし、ロングライド時の動画にも不便はなさそう。

SJCAMとの2台体制ででかければ6時間くらいは撮れるかな〜? (そんなに走りたくないっすw)

ということで、アクションカメラに5桁は出費したくないというそこのあなた。

1万円以下ではたぶん最強だと思われるSOOCOO C30Rオススメですよ〜♪