以前中華製GoProもどきこと中華アクションカムについて記事を書きました。

この記事を見てくださった、中国のアクションカメラなどを製造しているEKEN様よりレビューのオファーをいただきました。 https://www.eken.com/
ということで今回は、こちらのアクションカメラをレビューしていきます♪

開封の儀
今までレビューしてきた中華アクションカムは完全な中国ローカルだったので基本は中国語、ちょっとがんばって英語くらいの表記でしたが、EKEN社はAmazonでEKEN Storeを運営してるので、しっかりと日本語表記の箱に梱包されています。
一枚の包装を剥がすとそこにも日本語。
いや・・ご丁寧にありがとうございます(笑)
この箱の中に、キャリングケースが入っています。
GoProにしても中華系アクションカムにしても、見た目重視の梱包で、使用時の運搬は別売りのケース買ってね♪的なものが多い中、各種アクセサリが全て入るキャリングケースが付属しているのは好印象です。
しかし、予想以上にたくさんのアクセサリが付属しているので、仕切りの数よりアクセサリが多すぎてしまい、一度取り出したたら再び収納するのは至難の技です・・・。
おでかけなどの際には「実際に使いそうなアクセサリ」を収納して、いらないものは家に置いていきましょう(笑)
付属アクセサリを並べるとこの状態。
ざっくりと説明するだけでも
- カメラ本体
- 防水ケース
- 予備バックドア
- 各種ストラップ類
- 両面テープ系マウント×2
- 自撮り棒
- 自転車用マウント
- ベルトマウント
- 各種方向変換系アダプタ
- 非防水ケース(音は拾うやつ)
- 充電機(バッテリー2個同時充電可能)
- マイクロUSBケーブル
- ワイヤレスリモコン
- クリーニングクロス
これだけの種類のアクセサリが同梱。
はっきり言って「どうやって使うのかわからない」部品まで入っているので、アクションカメラが活躍するほとんどの場面で不自由しない程度には多彩なアクセサリが付属しています。
本体の外観
本体左側
- MicroUSB
- Mini HDMI
- Micro SDカードスロット
Micro USBコネクタに関しては「充電専用」らしく、PCやMacと接続しても「Webカメラやストレージとしては認識されません」ので注意が必要です。
PCに取り込む際には別途SDカードを読めるアクセサリが必要となりますので、ご注意ください。
(Wi-Fi機能を使用してスマホに取り込むことは可能です)

本体上部&右側
本体上部には電源ランプと録画・撮影ボタン。
右側にはメニューを選ぶ際に使用する矢印ボタンが存在します。
矢印ボタンに関しては▼ボタンがWi-Fi機能ONのボタンも兼ねていますので、撮影モードの際に▼を押すとWi-FiがONになります。

本体前面
全面にある大きなボタンは「電源&モード切替」ボタン。
一回押すごとに
- 動画モード
- 静止画モード
- バースト(連射)モード
- タイムラプスモード
- 設定画面
と切り替わります。
長押しで電源のOn/Offですね。
撮影モードの際には気にならないのですが、設定画面での各ボタンの働きが非常にわかりづらいので、慣れるまでは誤操作を連発しそうな操作系なのでご注意を。
まぁそこらへんの設定に関しては「一度決めてしまえば毎回いじるわけではない」ので、操作系の煩雑さは我慢しましょう(笑)

設定関係
設定周りに関しては日本語化されているので、特にわかりにくいところはないと思います。
1ページ目は撮影関係の設定。(主に動画まわり)
2ページ目は静止画やタイムラプス、バースト撮影の設定。
3ページ目はシステム関係の設定画面となっています。
リモコン
ワイヤレスリモコンに関しては設定などはなく、ボタンを押せば何事もなく作動します。
本体のモードに関係なく、赤いボタンを押せば写真。白いボタンを押せば動画が撮れるので、ある意味「本体でモード切替をして操作するよりも楽」といった所です。
本体の操作系がいまいちな分はリモコンを利用して簡単操作ができるのは嬉しい所ですね。

静止画の画質
まずは静止画の画質から見てみましょう。
画面端の樽型ゆがみは、超広角(約170度)のアクションカメラなのでしょうがないところですが、全体的に粒状感の目立つ荒目な画質。
俗に言う「ベタッとしてる系」画質なので解像感はあまりよろしくありません。
一万円超えのSJ6 Legend やThiEYE機と比べると、イメージセンサーや処理チップの違いが如実に現れる部分です。
ピントの合い方に関しても「30cm以下だと確実にボケる」ので、接写気味に使う際には注意が必要です。
下の写真も、距離が近いキーボード左側は完全にボケてしまっています。

動画の画質
まずは室内の蛍光灯下での撮影。
光量が暗めな事と、距離の近さからくるピントの合わなさ(静止画時と同様)で、コマ落ちも激しくシャギーも目立つというかなり厳しい画質です。
屋外に関しては、あいにく我が北陸地方は悪天候が続いており、動画的に映える風景をお届けできないので、YouTubeから「光量も多く、良コンディションで撮られた動画」を探して来ました。
超晴天状態の画質は鮮やかで見栄えがしますが、ちょっと曇り気味になったりすると途端にカクつきが多くなってきます。
晴天時の画像も、ジックリ見ると随所でカクついてる部分があるので、処理系統の能力が解像度に追いついてない印象はうけます。
今回は1080Pでの動画でテストしましたが、1080Pでこの状態となると、2.7Kや4Kではさらに大変な事になりそうなので、テストは断念しました(笑)
ファイルが消える問題
他にも色々と不思議な問題。
どうやら一度SDカードを抜くと、ファイル名の命名規則がリセットされるらしいんですよね。
つまり・・・たとえば仮に
- 写真1.jpg
- 写真2.jpg
- 写真3.jpg
という3つの写真を撮ったとします。
SDカードを抜かずに撮れば、さらに4,5と続くので問題はないのですが。
一度PCに取り込もうなんて思ってSDカードを抜いて、再び挿入すると・・・・。
再び写真1から上書きされます(笑)
そんな感じなので一度カードを抜いたら、確実にPCに取り込んでから再挿入してください。
まとめ
という事で、せっかくモニター商品として提供していただいたので、色々と褒めたかったのですが・・・・。
安さなりに色々と問題は多い製品かな〜?というのが今回の印象です。
ただ、某ドンキホーテで売っているアクションカメラと性能的には同じくらいで、さらにアクセサリも豊富なので。
「とりあえず安く体験したい人」は試してみてくださいませ。

なおEKEN様よりクーポンコードをいただいており、表示価格より800円ほど安い価格で購入可能です。ご購入の際には下記のクーポンコードを入力してオトクにゲットしちゃってくださいませ♪
クーポンコード: 2DXI3VBQ
他にも色んな製品を発売されているEKENさん。
興味のある方はオフィシャルサイトも覗いてみてください。
EKENオフィシャルウェブサイト: EKEN | 4K+ Action Cameras Capture the Beauty of Life | Official Website
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