いつの間にやらガジェットブロガーという括りからAppleブロガーに変貌しつつあるとまじぃですこんにちわ♪
今までiPadを便利に使う上で色々な周辺機器などを試してきたわけですが、最終的に「結局これが最高なんじゃねぇ?」にやっと辿り着いたので、本日はそこらへんについて語っていこうと思います。
iPadに求めるもの
世間的なiPad系の記事を物色していると
- いかにiPadをPCに寄せていくか
- 機動性や使い勝手よりも高性能アピール
- iPadはついにパソコンを超えた
こんな論調の記事がほとんどを占めるんですよね。
そういう系統のお話の方が話題性もありますし「最新テクノロジー」っぽさも醸し出せるので、それはそれでしょうがないとは思うのですが‥
ただ実際にiPad系を使ってるユーザーとしては
- タブレットとして使うときは身軽かつ気軽に使いたい
- でも本気で何かやりたい時にはそれなりに答えてほしい
- さらに本気出したいならiPadじゃなくてパソコンでええやん?
そのくらいの温度感じゃありません?_
Magic KeyBoardが選択肢にならない理由
iPadをパソコン的に使おうとした場合、現在一番話題に上がるのがMagic Keyboardなのではないでしょうか?
Apple純正の高級キーボードであり、タッチパッドの精度やキーボードの打鍵感も最高。お値段は3万円台中盤ということで、ほぼ無印iPadと同価格(笑)
もちろん良いモノですし実際に量販店で試用してみても「うわぁやっぱ使いやすいわぁ!!!」って思うんです。実際私も衝動買いしそうになった事ありますし(汗
でもね‥冷静に考えた場合にMagic Keyboardが選択肢にならない理由があるんです。
タブレットとして使えない
Magic Keyboardはまさに「iPadをパソコン的に使う」という意味では現時点での最終系だと思います。
ただし逆に言うと「iPadをパソコン的にしか使えない」んですよね(涙
- Apple Pencilを使いやすい角度にできない
- 片手で持って電子書籍を読むような形状にはならない
- そもそも片手で持つには重すぎ(iPad本体と合わせて1kg超)
結局のところ「タブレットとして使いたかったらMagic Keyboardと分離して使え」というのがAppleさんの考えなのです。
(分離したらもちろん裸体のiPadになります)
でもね!我々庶民は「iPadになんのカバーもつけずに使う」って事に抵抗ありません?傷ついたらどうしよう?落としたらどうしよう?って
とはいえ「Magic Keyboardから外したら別に用意しておいたケースを使おう!」ってならないじゃないっすか?面倒だし。
ぶっちゃけ「常にパソコン形態で使いたい」なら「iPadじゃなくてパソコンでいいじゃん」なんです(笑)
iPadには確実に「指で操作した方が良い場面」が存在します。軽く考えてみただけでも
- 音ゲーをプレイする
- GarageBandなどで画面上の鍵盤を演奏する
- 動画編集などで拡大縮小などを直感的に行う
- Apple Pencilと併用してイラストなどを描く際に回転や拡大縮小を行う
- スワイプで電子書籍のページめくりをする
これらはすべて「指で行う」操作です。
MagicKeyboardの場合その度に「iPadを取り外して、裸のままのiPadを机に置いたまま指で連打する」という過酷な状態での使用をしなければなりません。(カメラのレンズとか絶対傷つくじゃん(-_-;))
Magic Keyboardは「完全にパソコン状態でしか使わない前提」じゃないと使いにくいデバイスであり、私のような「タブレットとして使う機会もそこそこある」場合、非常に使いにくい機器になってしまうわけです。
っていうかそれ以前に高すぎだし(元も子もない😁)
次の選択肢「Folio Touch」を買ってみた
Magic Keyboardが選択肢から外れた今。続いての選択肢として LogicoolのFolio Touchという、タッチパッド一体型ケースを購入してみました。
- Magic Keyboardの半値ほどで買える
- 裏側に折り畳める(逆パカ可能)なのでタブレットとしても使える
- ロジクール製なので品質的にも信用できる
2万円弱というキーボードとしては可愛くない価格ですがMagic Keyboardに比べれば全然可愛い値段です(笑)
実際購入して使ってみたわけですが、打鍵感も良好ですしタッチパッドも大きいですし、もしかしたらMagic Keyboardキーボードを凌ぐんじゃない?くらいの勢いで意気揚々と使い始めたのですが…。
とにかく重い
ガッチリとiPadを保護してくれる重厚なケース形態なのは良いのですが、とにかく重い!!Magic Keyboardよりさらに50gくらい重いというヘビー級。
前述のとおり「タブレット形態」に折り畳めるのはたしかなのですが、「一般的なタブレットの2倍強の重さ」なので電子書籍なんかは3ページくらい読んだだけで腕が悲鳴をあげます(涙
タッチパッドが硬め
これに関しては普段MacBookを使ってるせいもあるんでしょうが、FolioTouchのタッチパッドって「物理的に押し込まなければいけない」タッチパッドなのである程度の「指力」が必要なんですよね(Magic Keyboardも物理ですが多少は軽い)
ダブルクリックなんかの時もMacBookであれば「カカッ!」って感じなのに対してFolio Touchの場合「カチッ!カチン!!」ってくらいにクリック感が重いと。
ならばとiPadOSの「タッチしてクリック」という設定をONにしてみたのですが、結局「Macとの操作性の違い」で誤操作したり「スクロール時に誤タッチと認識される」なんて事があってストレス溜まりまくり。
タブレットへの変形が手間
まぁ重いのは譲るとしてもタブレットとして使おうという際に
- キックスタンドをたたむ
- キーボードを裏に折りたたむ
って感じで結構工程が多いんですよね。
おまけに「安定感を得るため」にキックスタンドのヒンジの稼働も重めなので結構動かすのに力がいる。
そうなるとどんどん「PC形態からタブレットにトランスフォームするのが億劫」になっていくんですよ(涙
でも…PC状態でしか使えないならPCでいいじゃn(ry
バッテリー消費がエグい
MagicKeyboardにしてもFolio Touchにしてもキーボード自体に電源を内蔵していないので「iPadの電力を消費して稼働する」わけでございます。
MagicKeyboardに関してはわかりませんが Folio Touchの場合「あからさまにバッテリー消費が速い」んですよね。
普通iPadって言ったら丸一日使ってもそこまで減らないじゃないですか?
Folio Touch使ってると体感的には「intel時代のMacBook Pro」くらいの体感で減っていきます。半日くらい使ってると普通に30%とかになって「ええええ???」ってなりますから…。
Smart Keyboad & Magic Trackpad 2 こそ至高の組み合わせ!
そんな感じでMagicKeyboardやFolio Touchで感じていた以下の問題点
- 重量が重いのはイヤ!
- 素のiPadに比べてバッテリー喰うのもイヤ
- タッチパッドの操作性が重いのイヤ!
- タブレット時にゴツいのイヤ!
- タブレット化したい時に複雑な変形はイヤ!
ここらへんの要求を突き詰めていった結果。
結局 Smart KeyBoard Folio + Magic TrackPad 2に落ち着いてしまったのでありました。
では実際使ってみての、この組み合わせの感想を書いていきます!
タブレットモードが軽量
タッチパッド自体が別筐体であるためiPadと合体しているのはSmartKeyboardのみ。このSmartKeyboardも270g程度ので一般的な「スタンド機能付きケース」と変わらない重量です。(↓こういうやつ)
キーボードを使わない際には裏側に折りたたんでタブレットとして使えますし、重さも「iPad+汎用ケース」と変わりません。
iPad Airとの合体時の重量が750g程度ということでMagic Keyboard比で300g程度 Folio touchと比べると350gくらい軽い事になります。
第一関門の「タブレット時の軽さ」は余裕でクリアです。
ちなみにMagic TrackPadの重さが231gですので、SmartKeyboard Folioと共に持ち出したとしてもMagic Keyboardより70g程度軽い組み合わせとなります。
バッテリー消費も問題なし
Folio touchやMagic Keyboardはバックライト搭載キーボードなのですが、なぜかバックライトオフでも結構なバッテリー喰いなんですよね。タッチパッドが電力喰ってるんでしょうか?
ちなみにSmartKeyboard Folioはきわめて単純な「一体型キーボード」でしかありませんので体感上は「iPad単体」で使っているのとなんら消費スピードは変わらない印象です。
ちなみにMagic Track Pad 2の方も「フル充電で1日12時間稼働で10日間」くらいの電池持ちらしいので充電はまったく苦になりません。
タッチパッドの操作性は◎
Magic TrackPad自体が「iMacのポインティングデバイス」として売られている製品ですから操作性自体は言うまでもなく最高です。
MacBookのトラックパッドやiPhoneのホームボタンと同様の「感圧タッチ(force touch」なので、物理的な「押し込み」が必要なくドラッグ操作なども極めて良好。
もちろんApple純正デバイスなので MagicKeyboardで使えるジェスチャにはすべて対応しています。
おまけにMagic Keyboardのtrack padに比べて縦横2倍程度(面積で4倍)の大きさなので細かい移動も長距離ドラッグも操作性抜群。
この組み合わせを試した途端に Folio touchのトラックパッドの操作性には耐えられなくなったので速攻でメルカリに出品したのはここだけの秘密😄
「タッチパッドがいらない時」を選択できる
Magic KeyboardやFolio touchの場合「常に全部入り」での運用になっちゃいます。
- 今日は電子書籍読むだけなんでタッチパッドいらないな〜
- 今回はApple pencilで絵を描くのでタッチパッドいらないっす!
- スマホゲーを大きい画面でやりたいだけなんでタッチパッド使わないな今日
こんな場合でも常に「1kg超え」状態と付き合わなければいけません。
しかし「SmartKeyboard+Magic track pad」の場合は「タッチパッドいらない時は使わなくてOK。本体+SmartKeyboardだけ持って移動すればいい」わけです。
たかだか300〜400g程度の差ではありますが、実際に持ち比べて見るとズッシリ感は雲泥の差!!
1kg超えは片手持ちするには苦行でしかありませんが700g台は普通に持てる範疇です。
まとめ
そんな感じで「iPadの最高な周辺機器の組み合わせ」を模索した結果。
「SmartKeyboard Folio」+「Magic Trackpad 2」こそが最終形態!という結論に達したわけでございます。
Magic KeyboardやFolio Touchも間違いなく良い製品なんですよ。
ただ‥
「年に3回くらいキャンプに行くので、自家用車をキャンピングカーに買い替えました」くらいの無駄さを感じるのです。
通勤も買い物もすべてキャンピングカー!!! どう考えても無駄です。
年に3回のキャンプならば「キャンプに行く時だけテントやら何やら積めば良い」のです。
「常に全部乗せ」がOKなのは「キャンピングカーに住んでる人」もしくは「普段使いに別の車を所有している」人だけ。
「全部じゃない」を選択できるって言う自由度は本当に大事だと思うのですね〜。
SmartKeyboard Folio
Magic TrackPad 2
「iPadはスマホともPCとも言えない中途半端な存在である」と世間では言われています
でも「中途半端」であるからこそ、その時のノリで「スマホっぽくも使えるしPCっぽくも使える」のが魅力なんです。
iPadをPCに寄せていきたいのがAppleさんの方針なんでしょうけれどiPadは「微妙な立ち位置」でこそ魅力を発揮してくれると思っているので、その「半端さ」を楽しめる周辺機器の組み合わせは結構イケてると思っているとまじぃでありました。
「iPadのパソコン化」を試したものの「なんか違うんだよなぁ」って思っている方はこの組合せ 試してみてください。もしかしたら新しい体験が待っているかも知れませんよ😄
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