以前の記事で触れた通り、Mac環境から離れるタイミングで、スマートフォンもGoogle Pixel 7へと新調しました。MNPなどの施策を駆使して格安で入手したPixel 7ですが、デバイス自体のクオリティには非常に満足しています。
しかし、実際に運用を始めてみると、以前使用していたiPhone 8(4.7インチ)に比べて6.3インチという筐体サイズの違いから、思わぬ課題に直面することとなりました。
Pixel 7が胸ポケットに入らない!通知を見落とす問題が発生
iPhone 8の頃は作業着の胸ポケットに収まっていたのですが、大画面化したPixel 7はズボンのポケットやサイドポケットが定位置になりました。ここで困ったのが「着信や通知のバイブレーションに気づかない」という点です。
私の職場は騒音が激しく、着信音はほぼ聞こえません。さらにPixel系はiPhoneに比べてバイブが控えめな傾向にあるため、厚手の作業着越しでは振動を感知するのが困難でした。
そこで、スマートウォッチを「通知専用ツール」として導入することを決意。健康管理機能よりも、確実に手元で着信を知るための手段としての検討が始まりました。
あえて「激安中華ウォッチ」を選択した理由
スマートウォッチといえば、Apple WatchやPixel Watch、Huawei Watchなどが代表的です。
しかし、これらの主要モデルはいずれも3万円を超えてきます。私の仕事環境では電動工具の火花が飛んだり、物理的な接触が多かったりするため、高価なデバイスを装着するのはリスクが伴います。
そもそも「通知がわかればいい」という用途に、スマホ本体価格(セール時)を上回る予算を投じるのは本末転倒。そこでAmazonにて3,000円〜4,000円台でひしめき合う格安中華ガジェット界隈を探索することにしました。

この界隈は、同じ形状の製品が複数のメーカーから乱立し、数ヶ月後にはアプリの配信が止まるかもしれないというスリリングな世界。その中から、今回は直感とクーポン値引きを決め手に「Funtic」というブランドのモデルを選びました。
Funtic「Q9 Pro」の実力を検証
届いたのは「Q9 Pro」という型番のモデル。Amazonで検索すると、同一デザインの製品が10台以上ヒットする、まさに格安ウォッチの定番スタイルです。ある意味、これだけ普及していればどこかのベンダーがサポートを続けてくれるだろうという期待も持てます。

実際に装着してみると、価格相応のチープさは感じられず、ごく自然なスマートウォッチの佇まい。操作はサイドボタンではなくタッチパネル式で、スワイプ動作によるレスポンスも実用レベルです。

3,000円台という安価ながら、活動量計としての機能は驚くほど充実しています。
- 体温・心拍数の計測
- 血中酸素濃度(SpO2)測定
- 万歩計・消費カロリー計算
- 睡眠トラッキング
- 天気予報の表示
デフォルトのメイン画面では、これらの情報を一括で確認可能です。中央の動きがあるグラフは演出に近いものですが、ガジェットとしての楽しさは演出されています。

さらに左スワイプで各データの詳細を確認でき、右スワイプではランニングや卓球など多種多様なスポーツモードにアクセス可能。特に「スマホを探す」機能は、室内での紛失時に非常に重宝します。

バッテリー持ちと日常の使い勝手
実用性において最も重要なバッテリー性能ですが、24時間の連続使用で消費は7〜8%程度。私の設定(「手首を上げて画面点灯」をオフ)であれば、フル充電から1週間から10日は余裕を持って運用できそうです。
防水性能もIP68等級を備えているため、日常生活での水濡れに神経質になる必要はありません。入浴のわずかな時間に充電するだけで、常に満充電に近い状態をキープできる運用効率の良さは、格安ウォッチならではの強みと言えます。
導入前に知っておきたいデメリット
コストパフォーマンスは抜群ですが、実際に使って気になった課題も2点挙げておきます。
1. バイブレーションの強度が控えめ
筐体が小さく省電力重視のためか、振動はそれほど強くありません。デスクワーク中なら確実に気づきますが、激しい運動中や電動工具を使用している最中などは、通知を見逃す可能性があります。
2. 専用アプリの常駐によるスマホ側の負荷
通知を制御するために専用アプリ「GloryFit」をスマホ側に常駐させる必要があります。これにより、スマホのバッテリー消費が数パーセント程度増加します。体感としては1日あたり5%前後の差ですが、バッテリー容量に余裕がないスマホユーザーは留意すべき点です。
まとめ
実質2,700円程度で購入した今回のスマートウォッチですが、当初の目的であった「スマホの通知を確実にキャッチする」という用途において、十分すぎる性能を発揮してくれています。高級機のようなブランド力はありませんが、過酷な作業環境で気兼ねなく使い倒せる実用性は大きな魅力です。スマートウォッチ選びの入門機として、あるいは特定の用途に絞ったサブ機として、格安モデルという選択肢は非常に「アリ」だと言えるでしょう。
こんな人におすすめ
- 大型スマホの通知漏れを改善したい方
- 高価なApple Watchを現場仕事で使うのは抵抗がある方
- スマートウォッチが自分に必要かどうか、まずは安価に試してみたい方
よくある質問(FAQ)
Q. LINEなどの通知内容は時計側で読めますか?
A. はい、通知設定をオンにすることで、メッセージの冒頭部分を時計の画面上で確認することができます。
Q. iPhoneでも使えますか?
A. はい、専用アプリ「GloryFit」はiOSとAndroidの両方に対応しており、iPhoneユーザーの方も利用可能です。
Q. 替えのベルトは販売されていますか?
A. Q9 Proなどの定番モデルであれば、Amazon等で互換性のある替えベルトが多数販売されています。好みの色や素材にカスタマイズすることも可能です。







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