使い残しの「古いカビキラー」は使わない方がよい理由

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すっかり世間も梅雨入りしジメジメした日が続いております。

ジメジメと言えばカビなわけですが、カビと言えば「風呂のタイルの目地」の黒ずみも頑固で落ちにくくていやですよねぇ。

そんなわけで我が家でもお盆前や正月前などの「来客が来る前」などはカビキラーで風呂の目地の掃除をするわけですが・・・・。


目次

久々にカビキラーをつかってみたところ

もしかしたら近々冠婚葬祭系が親戚宅でありそうな雰囲気でして、そうなると我が家にも数名の来客があるかもしれない事態が発生。

ということで今回は前述の盆正月ではないのですが風呂目地のカビ除去を行うことに。

正月前に使ったカビキラーが容器の半分ほど残っていたので、床のタイルにまんべんなく撒き散らしていつものように一時間放置

朝の8時半頃に撒きまして待つこと一時間。さぞかしキレイになっただろうな~と9時半に見に行ったところ・・・・。

全然オチてないやん・・・・・・

普段とまったく同じ手順。同じメーカーのカビキラー。

いつもとなんら変わらないことをやっているのになぜ???

カビキラーの主成分は不安定な物質だとのこと

唯一考えられる原因としては「半年前に開封したカビキラー」だということ。

といってももちろん開閉ノズルは「閉じる」の方に回してありますから、外気に触れていたわけではありません。

ということで「カビキラー 古い」でググってみたところ。

どうやらカビキラーの主成分は次亜塩素酸塩という成分とのこと。この成分がかなり不安定な成分らしくて高温下では分解してしまうとのこと

安定性
次亜塩素酸塩は塩素のオキソアニオンの中で最も不安定である[1]。多くの次亜塩素酸塩は、次亜塩素酸自身と同様に溶液中でのみ存在する。

次亜塩素酸塩は不均化に対して不安定である。加熱によって、これは塩化物、酸素ガス、塩素酸塩の混合物に分解する。

2 ClO- (aq) → 2 Cl- (aq) + O2 (g)

3 ClO- (aq) → 2 Cl- (aq) + ClO3- (aq)

次亜塩素酸塩 – Wikipediaより引用

言われてみればカビキラー特有の「漂白剤臭」が 散布してるときにあまり感じられなかったんだよなぁ・・・。

風呂の脱衣所という、それなりに高温多湿な場所に保管していたせいで、カビキラーであったものは 塩化物、酸素ガス、塩素酸塩の混合物に分解してしまっていたということです。

まとめ

ということでウェルシア薬局にて新品のカビキラーを購入して再挑戦。

今回はあの「漂白剤臭さ」も万全。

そして散布後1時間待った結果は・・・・。

むっちゃキレイ(爽

ということで結局のところ「カビキラーは使う時に買う」のが賢い選択といったところでしょうか。

まぁ我が家の場合保管場所が「高温多湿」な場所だったというのもカビキラー劣化の原因でもあるので冷暗所に保存であれば多少長持ちするのかもしれませんが・・・・。

せっかく一時間待ったのに全然汚れが落ちてないという骨折り損がしたくないのであれば買ったばかりのカビキラーを使いましょう。

お得だからと言って風呂場が狭いのにこんなサイズを買っちゃうと

大半を廃棄することになりかねませんのでご注意を♪

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