さて明日の夜中・・と言うか明後日にzenfone3が発売されます。
心待ちにしてる方々も多いのではないでしょうか?
そんな中・・色んな意味で「もう一つのzenfone3」ってのが存在するのをご存知ですか?
並行輸入版Zenfone3
いわゆる「海外仕様」のZenfone3がAmazon他で販売されています。
価格的には日本版が税込み約43000円に対して、31000円程度。
はたして、海外仕様と日本仕様は何が違うのか?を おおまかに解説します。
対応周波数など
海外版も日本版も対応バンドは同一なので、海外版だからと言って、電波の入りが悪いと言うことはありません。
そして、AU回線のVoLTEという方式にも10/4のアップデートにて対応したので、電波的な部分で海外版と日本版の差はなくなったと言って良いと思います。
ソフト面など
海外版だからと言って インストールされているソフトが中国語版だとかシンガポール版だとか・・・。
もちろんそういう事はなく、端末の初期設定で選択した言語がデフォルト言語となりますので、心配はありません。
(購入直後はブラウザなどで一部のフォントが中華フォントになる場合がありますが、システムのアップデートを行うと正常な表示になるそうです)
参考リンク:よくある質問、FAQ(基本事項) – ZenFone 3(ASUS)まとめWiki
ただ1つの相違点は。
海外版はATOK未搭載というところのみ
IMEです。
現在はGoogle日本語入力などのシェアが多いですし、大きなマイナスポイントではないと思われます?
品質面など
「日本版は一流の職人がひとつひとつ丁寧に国内工場で手作りしています」
もちろんそんな事は一切なく、生産ラインも品質も同一だと思われます。
(というかASUSって元々品質面は・・ゴニョゴニョ)
法的な面
海外版で必ず大きな障壁となるのが 通称「技適」と呼ばれる電波法関連。
むちゃくちゃ端的な言い方をすると
「ちゃんとした工場で品質確保されて作った製品には技適マークってのを配布してあげるから、それを表示してある製品は国内で使っていいよ♪」
って事なんですな。
で・・その技適っていうのは 各メーカーの機種番号ごとに発行されるわけでございまして。
普通は海外版と日本版で機種番号を変えてあるので、海外版は「ASUS_Z017DA」で同一なんですよねぇ。
つまり「機種」としては技適通過しちゃってるということなんです。
ところが・・・。
技適マークってのは「表示」しなければいけないことになっているので、機種によって本体に印刷してあったり、設定画面で確認できたりって事になるわけですね。
ところがzenfone3の場合、海外版だと設定画面に技適マークがないということになってしまっているんです(汗
(今後ソフトのアップデートで表示される可能性はゼロではないですが)
結局のところ
- 機種としては技適通過している
- でも表示義務は満たしていない
というなんとも半端な状態というのが現状ということになっているわけです。
例えるなら「高速道路を時速105kmで走行」みたいなノリでございまして。違法行為ではあるのですが、規制してたらキリがない・・というか、機種が同一(相違点は内部のソフトウェアのみ)なので規制しようがないと言うのが正直なところです。
まとめ
実は昨日一昨日と 当ブログから海外版zenfone3が3台ほど売れまして。
実際どうなんだろう?って事で調べてみたわけですが、色んな意味でグレーというか曖昧と言うか(笑)
技適って制度自体が 非常に曖昧すぎて よくわからないというのが正直な感想です。
現状では表示義務を満たしていないので、法的には「黒」なのは間違いありませんのでおすすめはできません。
正直言って 見た目的にもハードウェア的にも同一ですし、飛んでる電波も同じ。 設定画面を開かない限りは海外版であることは判別できないので、使っててバレることはほぼゼロ%だと思いますが(笑)
購入・使用は自己責任で♪
なお日本版のZenfone3も回線とセット販売であれば 実質3万円弱(キャッシュバック10000円)で購入できたりしますので、キャリア端末からの乗り換えで格安シムを新規契約されるような場合は、美味しい選択肢かと思われます。
各社でキャンペーンや割引販売を行っていますが、現状ではNifmoのキャッシュバックが一番お得かな?
コメント