ダイエットを成功させるためには、根性論よりも「データの可視化」が欠かせません。まずは、私が実際に3ヶ月間で約7kgの減量を達成した際の体重推移グラフをご覧ください。

期間にすると3ヶ月弱。無理な絶食などは行わず、着実に6〜7kgを落とすことができました。
特筆すべきは、この減量において「激しい運動」は主因ではないという点です。筋トレやサイクリングを不定期に取り入れることはありましたが、習慣化していたわけではありません。今回の成果は、純粋に「食事管理」によるものです。
そこで今回は、私のダイエットを強力にバックアップしてくれた「食事管理・レコーディングアプリ」の活用術について詳しく解説します。
用途に合わせて4種類のダイエットアプリを使い分けた理由
私が実践したのは、運動で消費するよりも「摂取する側」をコントロールするレコーディングダイエットです。ジョギング等のアクティビティ記録ではなく、食事の記録に特化したアプリを使用しました。
そもそもレコーディングアプリとは何か、その本質を整理すると以下の通りです。
毎日の食事をすべて記録し、カロリーや栄養素を数値化することで「何が原因で太っているのか」という根本的な問題を可視化・分析すること。
単にメモを取るだけで痩せる魔法ではありません。「記録することで、1日の摂取許容量を守る意識をシステム化する」のが本来の狙いです。
なぜ私が1つのアプリに絞らず4種類も渡り歩いたのか。それは、ダイエットの習熟度によってアプリに求める役割が変化するからです。
開始直後は徹底的にガイドしてくれる親切な設計が必要ですが、知識が身についてくると、自由度の高いシンプルな操作性が欲しくなるものです。それでは、実際に私が7kg減量する過程で利用したアプリを時系列順に紹介します。
【開始1ヶ月目】徹底管理の「あすけんダイエット」

基本機能は無料で利用可能ですが、月額480円(長期プランによる割引あり)のプレミアムプランに加入することで、より高度な管理が可能になります。
| プラン名 | 選択可能なコース | アドバイス頻度 | 食事入力機能 |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | ・基本ダイエットコースのみ | 1日1回(夜のみ) | キーワード検索のみ |
| 有料プラン | ・基本コース ・ゆる糖質制限 ・筋力アップボディメイク ・食物繊維改善コース等 |
毎食後に即時反映 | ・画像解析AI ・バーコード読み取り |
糖質制限やPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)を厳密に管理したい場合は、有料プランの利便性が際立ちます。一方で、まずは全体的なカロリーバランスを整えたい初心者の方は無料版から始めても十分な効果が期待できます。
「あすけん」を利用するメリット
1. 圧倒的な食品データベース数
レコーディングダイエットの成否は「正確な入力」にかかっています。しかし、自炊の材料を1つずつ入力するのは至難の業です。
あすけんの強みは、市販品や外食メニューの網羅性です。「セブンイレブンの新商品」や「ガストの定番ランチ」など、商品名を入力するだけで正確な栄養価が反映されます。この「入力のハードルの低さ」こそが、挫折を防ぐ最大の要因となります。
2. 即時性の高い栄養アドバイス
現在の食生活に対して、どの栄養素が不足し、何が過剰かを視覚的なグラフで表示してくれます。「昼に糖質を摂りすぎたから、夜は控えよう」といった調整がしやすいため、1日のトータルバランスを崩しにくい設計です。
この親切なフィードバック機能があるため、「最初に導入すべきダイエットアプリ」としては最も推奨できる選択肢と言えるでしょう。
3. 有料課金による継続への強制力
心理的な側面ですが、数ヶ月分の利用料を先に支払うことで「元を取らなければならない」というサンクコスト効果(投資した分を取り戻そうとする心理)が働きます。
私自身、最初は有料の「ゆる糖質制限コース」を選びましたが、「課金したからには1ヶ月は継続する」という決意がダイエット初期のモチベーション維持に繋がりました。
「あすけん」の注意点・弱点
運動消費分が食事枠に反映されない
あすけんのロジックでは、「運動で消費したから、その分たくさん食べて良い」という計算にはなりません。
あすけんはあくまで「運動は運動としての目標」として独立しており、食事制限とセットで評価されます。たくさん動いてたくさん食べたいタイプの人には、少々窮屈に感じられるかもしれません。
あすけんの総合的な評価
一ヶ月目の総括として、あすけんは以下のような存在です。
食事の知識がゼロの状態からスタートするなら、最適解のアプリ。
【2ヶ月目】コストパフォーマンス重視の「カロリーママ」

大きな特徴は、全機能を基本的に無料で利用できる点にあります。
さらにローソンとの連携による「ロカボ(適正糖質)モード」が実装されており、糖質制限を主眼に置くユーザーにとって非常に利便性の高いツールとなっています。このモードでは「一日の糖質を160g程度に抑える」といった現実的な目標設定が可能です。
カロリーママを利用するメリット
1. 完全無料での運用が可能
あすけんでは有料だった機能の多くが、カロリーママでは無料で提供されています。サブスクリプションの課金残高を気にすることなく、長期的に継続できるのは大きな利点です。
2. 運動量に合わせた柔軟な食事提案
あすけんとの最大の違いは、運動による消費カロリーを摂取可能カロリーに加算してくれる点です。たとえば激しい運動をした日には「足りないエネルギーを間食で補いましょう」といった提案をしてくれるため、食事を楽しみつつ運動を取り入れたい人に向いています。
3. ローソン商品を活用した具体的なアドバイス
糖質制限中にメニュー選びに迷った際、近隣のコンビニで購入できる具体的な商品を提示してくれるのは実用的です。献立を考える手間を減らしてくれます。
カロリーママの注意点・弱点
メニュー登録数と分量の精度
データベースの充実度はあすけんに一歩譲ります。特に細かい商品バリエーションにおいては、自身で似たものを選ぶ必要がある場面も少なくありません。
また、分量の単位が「一人前=中皿1杯」といった主観的な表現に留まることがあり、グラム単位での厳密な管理を目指す人にとっては少々大雑把に感じられる可能性があります。
カロリーママの総合的な評価
2ヶ月目に使用した感想としては、以下の通りです。
コストをかけず、ある程度の余裕を持って継続したい中級者向け。
【3ヶ月目】効率と数値を追求する「カロミル」

AIによる「褒め」や「叱咤」などのコミュニケーションは不要。ただ純粋に自分の栄養摂取量をコントロールしたい、という層に支持されています。
カロミルを利用するメリット
1. 管理の自由度と調整機能
「週末の飲み会で食べ過ぎた分を、3日間かけて調整する」といった、期間全体での整合性を取るための機能が備わっています。日々のAIの小言にストレスを感じる必要はありません。
2. ダイエットの要である主要栄養素に特化

3. 栄養素の直接入力への対応
データベースにない新商品でも、パッケージ裏の栄養成分表示を見て直接入力が可能です。この機能があるおかげで、「入力できないから記録をやめる」という事態を防げます。

カロミルの注意点・弱点
良くも悪くも「使う側の知識」を前提としています。どの栄養素をどれだけ摂るべきかの判断をユーザーに委ねる部分が多いため、ダイエット初期には不親切に感じるでしょう。
カロミル総合評価
栄養学の基礎が身についた段階で、最も効率的に使える上級者向けアプリ。
【4ヶ月目〜現在】維持期における「シンプル・ダイエット」

減量フェーズから維持フェーズへ移行すると、すでに「何をどれだけ食べると体重がどう動くか」という感覚が身についています。毎食の栄養価を入力しなくても、自己管理が可能な状態です。
そのため、現在は「体重と体脂肪率の変化」のみを確認する、極めてシンプルな記録に切り替えました。重要なのは、微増した際にすぐに気付いて調整することです。
実践した具体的な食事プラン
アプリ管理と並行して私が行っていた食生活の概要を紹介します。※現在は体重維持のため調整していますが、減量期のパターンをモデルケースとして挙げます。
重要な方針として、「ダイエット専用の特別なメニューを用意してもらうことはしていない」という点を強調しておきます。
私は基本的に家庭で用意される「一般的な食事」を摂っており、家族と同じおかずを食べています。変更したのはメニューではなく、「摂取する比率」です。
具体的には「主食(糖質)の量を減らし、その欠損分をタンパク質で補う」というスタイルです。あすけん等のアプリで推奨される糖質摂取量(1日180g程度)を基準に調整しました。
実際のご飯の配分例は以下の通りです。
- 朝食:白米90g(控えめな1膳)
- 昼食:白米180g(しっかりめの1膳)
- 夕食:白米なし(おかずのみ)
単純にコメを抜くだけでは、1日の摂取カロリーが1500kcalを下回り、成人男性としては不足気味になります。極端なカロリー不足は体が飢餓状態と判断し、脂肪を蓄え込みやすくなる「太りやすい体質」を招きかねません。
低糖質ダイエットの本質は「カロリーを必要量摂取しつつ、脂肪になりやすい糖質を抑制すること」にあります。そのため、サラダチキン、豆腐、納豆などを積極的に追加し、タンパク質の摂取比率を高める工夫をしていました。
結論:レコーディングは最高のダイエットツール
極端な制限による不健康なダイエットではなく、アプリを通じた「ゆるやかな管理」であれば、肉体的・精神的な負荷を最小限に抑えつつ、確実な成果を出すことが可能です。
客観的なエビデンスとして、再度私の体重推移をご確認ください。 
数値は嘘をつきません。適度な管理を行うことで、体調を崩すことなく、ビールなどの嗜好品を楽しみながらでも目標達成は十分に可能です。
高額なパーソナルトレーニングを契約する前に、まずはスマホアプリで「自分の食生活を知る」ことから始めてみてはいかがでしょうか。まずは最も操作が分かりやすい「あすけん」のインストールをおすすめします。
最後に一つ。私のグラフに細かな変動があるのは、意図的なものです。
継続の秘訣は、自分を追い込みすぎないこと。
「週末は制限を解いて自由に楽しむ日」
と決めることで、平日の管理を無理なく継続できました。オンとオフの切り替えをシステム化し、アプリで客観的に状況を把握する。このサイクルこそが、ダイエット成功への近道です。
まとめ:自分に合ったアプリ選びでダイエットを加速させる
ダイエットの成功は、意志の力ではなくツールの選び方に左右されます。今回ご紹介したように、開始直後は「あすけん」で徹底的に知識をつけ、慣れてきたら「カロリーママ」や「カロミル」へ移行し、維持期は「シンプル・ダイエット」で監視を続ける。このステップこそが、リバウンドを防ぎつつ健康的に痩せるための最短ルートです。
この方法が向いている人
- 運動する時間がなかなか取れない忙しい人
- 自分がなぜ太っているのか原因を正確に知りたい人
- 細かい計算は苦手だが、スマホ入力なら続けられそうな人
- 極端な絶食ではなく、しっかり食べながら痩せたい人
よくある質問(FAQ)
Q1:自炊料理のカロリーが分からない場合はどうすればいいですか?
A1:あすけん等のアプリには、一般的な家庭料理の平均的なデータが登録されています。「豚の生姜焼き」など料理名で検索し、最も近いものを選ぶだけで十分な効果があります。
Q2:無料版のアプリだけで痩せることは可能ですか?
A2:可能です。有料版は主に「入力の手間を省く機能」や「アドバイスの頻度」が充実しているだけなので、自分で栄養素を確認する意識があれば無料版でも同様の結果が得られます。
Q3:飲み会などで記録が漏れてしまった場合はどうすべきですか?
A3:完璧主義にならないことが大切です。1食分が抜けても気にせず、次の食事から記録を再開してください。長期的なトレンド(1週間単位など)で目標に収まっていれば問題ありません。
おすすめ書籍
テレビなど各種メディアで話題となり、日本人の食生活を変えた90万部超の大人気ベストセラーシリーズ待望の新刊。


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