mini-ITXなスリムゲーミングPCをミニタワーケースに移植してみた

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9月も下旬。例年なら「ちょっと肌寒くなってきたねぇ~」なんてくらいの季節なんですが いまだに各地で猛暑日だったりする今年。どうなってんだ日本? って事でとまじぃですおはようございます♪😛

先日ハードオフでスリムタイプのゲーミングPC(デスクトップ)を購入しました。

しかし色んな理由から結局ミニタワーのケースに中身を移設した!というのが今回のお話です。

目次

ノートパソコンの使い回しは何かと不便

ほんのちょっと前まで我が家のメインマシンはMacBook Air。 腰を据えて作業する時は外部ディスプレイに繋いでクラムシェルモード。家庭内で移動した場所で使う場合はノート形態。という2つのモードで活躍してくれてました。

そんな中 Appleに別れを告げて Windows+Androidな生活に突入したわけなんですけれども 現在我が家にあるPCがあlenovoのideaPad Flexのみ。

Mac時代と同じように ノートモードとデスクトップモードの2パターンで運用しようとしたんですが MacBookに比べて電力喰いな機種なので 充電器がデカかったりするので それを複数箇所に用意するのも面倒だし さらにそんなでかいものを移動するのは更にイヤ。


そうなってくると ideaPadは家庭内モバイルPCとして。メイン機は作業部屋から移動しないデスクトップでよくない?という結論にいたりまして…。
どうせなら MacBook時代にはなにかと厳し目だった 3D系ゲームやらAI画像生成なんかもバリバリできるくらいのスペックがいいよね~なんて思ってはみたものの。

以前より安くなってきたとは言え それなりのスペックを狙おうとすると 15万くらいは覚悟しなければいけません。

ぶっちゃけ

  • 最新のスーパー激重ゲームとかはやらない
  • AI画像生成も1枚1分とかかかっても全然待てるよ!
    (大昔に3DCGのレンダリングで一晩とか待ってたのに比べれば余裕😁)
  • スペックに不満出てきたらパーツ単位で交換していくから最初はそこそこなスペックで問題なし

くらいのノリなので 数年前の型落ちとかでも全然OK。

って事でハードオフに通いまくって掘り出し物を探していたのでありました

Gtuneのスリム型ゲーミングPCが5万

以前から何台かのゲーミングデスクトップは在庫されていたんですが第5世代のi5+Geforce 750 とか第4世代のi7+GTX950とか 今となっては非力に感じてしまう構成のPCばかり。

一台だけi7-8700にRTX2050を積んだ IIYAMA製の 色々マニアックなやつもあったんですが
(現行機だとこのくらいのクラス?)⬇

価格も跳ね上がって約9万円。そこまで出せば今どきのRyzenあたりのエントリーゲーミングPC買えちゃうよなぁって思ったんで見送り。

そんな中で手ごろな値段でそこそこのスペックのゲーミングPCを発見。

マウスコンピューターからリリースされたPCでゲーミングにしては稀有なスリムタイプ。

スペックは以下のとおり

製品型番LG-F711SG5ZD
CPUインテル(R) Core(TM) i7-8700 プロセッサー (6コア/12スレッド/3.20GHz/TB時
最大4.60GHz/12MBキャッシュ)
CPUファンLGA 1151用 CPU FAN
CPUグリス標準 ノーマルグリス
メモリ16GB メモリ 8GB×2 PC4-19200 / DDR4-2400) / デュアルチャネル
電源ATX電源 24pin 500W/80+Bronze/BKC
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R DL 読み書き対応)
SSD120GB SSD (6Gb/s対応)
HDD1TB HDD 7200rpm (6Gbps対応)
グラフィックスNVIDIA GeForce GTX1050/ 2GB (DisplayPort/ DVI-D ※ DVI-HDMI 変換コ ネクタ付属)
LAN [ オンボード] 10/100/1000BASE-T GigaBit-Ethernet LAN
ケースG-Tune スリムケース (mini-ITX)
マザーボードインテル(R) B360 チップセット (Mini-ITX / SATA 6Gbps 対応ポートx4/M.2スロット
サウンドハイデフィニション・オーディオ 

SSDが少な目なのとグラボがもうちょいハイスぺだと言うことないんだけど、まぁそこらへんはデスクトップなんであとから換装すればいいじゃん的な? 

CPUもi7の8700って事で 性能の指標となるPASSMARKの値が約13000ほど。

PASSMARKの比較表を見てみると現行の第13世代だとi3くらい。 二世代前だったらi5あたりの性能。

とは言え 我が家の娘が第10世代のゲーミングノートを使ってるんだけど 軽めのゲームするにはまったく問題ないくらいのスペック。 このノートのCPUスコアがだいたい12000くらいなので

まぁ重くないゲームや日常作業には不自由なく使えるだろうと。

スリムタイプって事で 拡張性とかには不安が残るけど…他の在庫が微妙なのばかりだし選択肢はこれしかないしなぁ…

って事で結局購入して我が家の一員になったのでありました。

ケースの中…せまっ!!!

そんなこんなで帰宅してから色々と調べていくことに。

色々動かしてみてのざっくりした感想は

  • ケースファンの音が意外にでかい
  • ダークソウルRemaster版あたりだと60FPS出るけどダクソ3の最高品質だと40FPS台まで落ちる
  • AI画像生成はグラボの性能以前にVRAM不足で動かない(涙

ってな感じで やはりボトルネックはグラボあたり。

ちなみにこのPC。スリム型でありながら グラボがマザボと平行に設置されている(昔でいうところのライザーカードみたいなノリ?)ので LowProfileなグラボじゃなくても使える優れもの。

装着されているGTX1050も2スロット占有のそこそこデカ目のグラボだけど ご覧のとおり見事に収まってます

つまり このグラボを換装してやればこのマシンの弱点は解消される!そういうこと!

ってことでサイドパネルを外して内部を覗いてみることに

とまじぃ

ギチギチに詰まってるやん(涙

縦横に縦横無尽に走っているステイにファンやHDD 光学ドライブなどが固定されているし ファンもステイに直付。グラボやマザーボードにアクセスするためには この縦横の格子を全部はずしファンも外してからアクセスしなければなりません。

電源ユニットも謎の電源延長コードを使用して無理やり前面パネル側に逆向きに設置されています。

裏側は排気に徹してる作りなのでこちらがわからのアクセスも不可。

グラボに関してもライザーカードではなくライザーケーブル(って呼び名でいいの?)で直角に誘導してるんだけど 端子部に手が届かないんで 抜き差しするためには周りの分解が必要。

ちなみにライザーケーブルってのはこういうやつ。グラボとPCI-E端子の間を中継するやわからかいケーブルの事です。

メモリー周りもCPU周りもSATAケーブル周りも…ギチギチすぎて 指なんか入りません(涙
気軽にドライブを増設したりメモリー抜き差ししたりなんて遠い夢(っていうか増設するスペースさえないけどw

とまじぃ

これじゃぁ 改造用のベースとしては不便すぎる

って思ったものの このPC。スリムタイプということで マザーボードがmini-ITXという極小タイプ。

過去にATXやmicro-ATXのPCは組み立てたことがあるけれど mini-ITXは初体験。

とまじぃ

ケースとかも専用タイプを使わなきゃいけないんでしょ?

と思って調べてみたところ

意外と知られていないことなのですが、mini-ITXマザーボードはATX・microATXケースにも組み込めます。四辺のサイズが小さいだけで、ネジの位置は互換性がありますからね

ATXケースでもmini-ITXマザーを選ぶべきなのはどんな時? | ゲーム用PC部

つまり普通のPCケースにも装着できるってこと。

PCケースとグラボ購入

思い立ったが吉日!さっそくハードオフにPCケースを買いに行くことに♪

PCケースも色んな在庫があったんですが 比較的新しかった(ほぼ未使用)のと 拡張性も高そうだったのでSharkoonというメーカーのV1000RGBというケースを3000円で購入。ついでにボトルネックになっていたグラボも換装してやろうって事で MSIのGEFORCE GTX1660SUPERを積んだグラボも購入。こちらは18000円ほど

ちなみにこのケース Amazonで買うと12000円くらい

グラボの方は30000円くらい

新品買うより20000円ほどお得に買えた計算です。

メルカリとかだともっと安いんですが ハードオフだと期間が短いとは言え保証(グラボが半年、ケースが一ヶ月くらい?)がありますから 万が一稼働しなかった場合に返品効きますからね。

よし!準備万端だ!!

スリム型は分解も四苦八苦(涙

ってことでいよいよ 中身をミニタワーケースに移設するためにスリムなゲーミングPCを分解です。

普通の大きさであれば タグとかを貼り付けて「これはHDDにつながってましたよ~」とか「これは電源ボックスからつながってましたよ~」みたいに書いておいて あとからわかりやすくするんですが…

とまじぃ

スペース狭すぎて線の行方とか追えませ~ん(泣き笑い

なんせコネクタの爪(外すときに押さないとはずれないやつ)とかを押そうとしても指が入らないので 精密ドライバーの先とかを突っ込んで外すような状況。
配線の行方などは追えるわけもなく とりあえずケースを分解しつつ パーツを外す手順を探るだけで精一杯。

気づけば…パーツと骨組みを バラバラに分解され…たぶん再現用の写真とかも撮ってないので二度と元に戻せない残骸だけが残ったのありました。

ミニタワーに組み込みます

まったくメモなども残さず 配線をどこにつなぐのかもわからないまま分解してしまったゲーミングPC。

とまじぃ

どうやって接続すればいいんだろ…

って途方に暮れるとまじぃを期待した読者の皆様。残念ながら大丈夫ですw

いわゆるデスクトップパソコンの接続って「挿せないところには挿せない」作り。つまり 挿せる形状がパーツごとに異なっているので 基本的には「挿し間違い」ってのはできないんですよ。

なので 心配しなければいけないのは「挿し間違い」ではなく 「挿し忘れ」の方。

って事で代表的なケーブルとコネクタの形状を列記していきます。
(ちなみに今回はCPUとメモリーはマザボに挿したまま移設なので そこらへんの設置方法は割愛)

CPU電源

まずはパソコンの脳みそであるCPUへの電源。これは電源BOXから伸びているケーブルの中の一つです。御覧の通り8ピンタイプで 台形や四角のコネクタが混在しているので 無理やりどこかに挿そうとしても挿せません。

マザボによって挿す場所は違うので「挿せる場所」に挿してください

マザボ電源

電源ユニットから出ているケーブルでもっともデカくて幅を取っているのがマザボ用の電源。見ての通り20本以上のピンがあるコネクタなので どうやっても挿さるところにしか挿せません(笑

迷わず挿せるところに挿してください

ケースファン電源

次に挿すのはケースファンの電源。今までは電源ユニットから直接でしたが今回はマザーボード→ケースファンという配線になります。CPUなどの温度に応じて回転数を制御しなきゃいけないので マザボ経由って事です。

今回のケースの場合 ケースファンが3個ついているのですが mini-ITXな我が家のマザボの場合 ケースファン用の端子が二個しかなかったので 稼働できるのは2個まで。まぁ ファンもでかいし風量十分なので問題はないでしょう。

FanとかCHAとかそっち系の印字があるはずなのでそこに接続すればOK。

このケースファンの接続が意外に曲者で 4ピンだったり3ピンだったり色々。実は3ピン端子に4ピンコネクタやその逆も接続可能(爪の位置合わせないと刺さらないんで)ですが 勘でやってると迷う事もあるかと。

たまにピン数違った状態で接続すると「ケースファンが常にフル回転」という 騒音マシンになる場合もあるので そこらへんは自己責任で

フロントパネル周り

次に接続するのはフロントパネル周り。フロントパネルのUSB端子と 電源スイッチやHDD、電源ランプなど

USBに関しては 今時USB3系のまとまったコネクタなので迷う事はないはず

あとはリセットスイッチとか電源ランプとかを接続しなきゃいけないんだけど…なぜかこれだけはバラバラに分かれてるんだよね(涙

これをこんな感じの意味不明のコネクタに挿さないといけません(号泣

でも実はこれも 一般的な接続順っていうのがあって この図の通りに接続してあげればOK

ちょっとめんどくさいけどがんばって接続してあげましょう

ストレージ周り

ここまで接続できればあとはストレージ周りの接続を残すのみ。

基本的には

  • 電源→SATA電源→ストレージ
  • マザボのSATAコネクタ→ストレージのSATAコネクタ

って対応でつないであげればOK。

そんな感じで 全部を無事につないであげると…

こんな感じのすっきりした配置に収まってくれました。

表側にはマザボ・グラボ・光学ドライブ しかないので空きスペースは広大。今回はマザボがmini-ITXなので若干窮屈な作業でしたが micro-ATXあたりのマザボであれば余裕で改造作業がこなせそうです。

SSDやHDD そして電源ユニットなどは 物理的に区切られた別エリアに収納されているのでケーブルの取り回しもスッキリ。マザボ側には必要なケーブルだけを回して いらないケーブルは中央の収納部分にまとめておけば良いので配線もきれいにまとまります。

まとめ

そんなこんなで スリム時代のゴチャゴチャな状態から一転。非常にメンテナンスや改造しやすい構成になった我が家のPC。
実はサイドパネルが透明アクリル板で 中のファンもLEDでギラギラ光るど派手なケースなんですが…マザボが発光に対応してないんで今回は断念。ってかそこは求めてないんでw

グラボを換装したこともあり AI画像生成も遅いながら普通に動くようになり、ダークソウル3も最高品質で60FPSをたたき出すようになり。


以前使っていたデスクトップではカクカクで辛かったFallOUT4なんかも最高品質で余裕で60FPS出てくれますし。激重の最新ゲームをやるとか、1フレームが生死をわけるFPSゲームをプレイするとか そういう用途でもない限りは普通に活躍してくれそうです。

とりあえずは当初の目的を達成できるPCには仕上がったかな?といった感じです。

あとはメインのSSDが128GBと貧弱ってことで

今時は1TBのSSDも5000円くらいで買えちゃうご時世らしいので さっさと換装してノーストレスなマシンにしあげていこうと思います。

お楽しみに♪

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