「TASCAM VL-S3」購入したのでレビューしていくよ!!【モニタースピーカー】

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お手頃価格のスピーカーに目がないとまじぃです♪

そんな感じで過去にも数十台のスピーカーを試してはランキング記事を書く程度には低~中価格帯のスピーカーが大好きなわけですが

久々に出会っちゃったんですよ 掘り出し物に!!

目次

直近のスピーカー歴

ここ最近のスピーカー使用歴と言えば 先々代がBOSEのcompanion2 series3

低音ブリブリのいわゆるBOSEサウンドなので むっちゃテンションが上がる音なのですが…常に脂っこい中華とかA5ランクの牛肉食わされてる的な感じで。だんだんBOSEサウンドに胃もたれにも似た感覚を覚えるようになり もっとアッサリしたスピーカーが欲しくなりまして。

次に買ったのが 価格コムあたりのスピーカーランキングでも常に上位にランクインしているCreativeのPebble V2

丸い漆黒のボディにゴールドのコーンという なかなかインパクト強めながらPC周りに絶妙にマッチする外観。

小さめのボディなので低音は貧弱そうに思えますが背面のパッシブラジエーターのおかげで小気味よいキレのある低音。

結構使い勝手が良いスピーカーなので気にいって使ってたんですよね~

出会いはハードオフで突然に

そんな折 たまたまPC関係のパーツを物色しにハードオフを訪問したわけです。

お目当てのパーツを確認した後 出口に向かって歩いていると…非常に良い音で女性ボーカルの音が鳴っているノートパソコンのデモ機を発見。

画像はイメージです

コンパクトでなおかつ武骨な四角の筐体だったので 最初は AUDIOENGINE のA2+あたりかと思ったのですが

近づいてメーカーロゴを確認してみたところ! なんと TASCAMのVL-S3というスピーカーでした

VL-M3の概要&外観チェック

そんなこんなで TASCAMのVL-S3をハードオフにて購入

リーズナブル系のモニタースピーカーと言えばYAMAHAやFOSTEXあたりが有名ですが 実はDTM界隈ではTASCAMも結構隠れた名作が多くて オーディオインターフェースなんかでも過去に使ってた機種があったりします。

イメージ的には武骨&堅牢って表現がしっくり来るメーカーで 今回のVL-S3もまさに「ザ・モニタースピーカー」とでもいうべきスクエアで武骨なフォルムです。

とはいえ大きさ的にはそこまで大きくはなくて 寸法的には110 (W) × 170 (H) × 138 (D) mm。

代表的なコンパクトスピーカーたちと大きさを比べると以下のような感じに

メーカー機種名幅(W)高さ(H)奥行(D)
TASCAMVL-S3110170138
FOSTEXPM0.4n144220180
PM0.3100185130
PM0.1e86175152
AudioEngineA2+100150130

PM0.4あたりに比べると二回りくらい小さく、PM0.3に比べると低め&広め、PM0.1比ではかなり広め&奥行きは短め,A2+比では縦横高共に10mm程度大き目といった感じです。

コンパクトスピーカーにありがちな 縦長&奥行き長めのスタイリッシュ系とは違い、「一般的なモニタースピーカーの比率をそのまま縮めた」様な形といったところです。

27インチモニターとの大きさの対比はこんな感じ

武骨系なので先代のPebble V2と比べると野暮ったい感じになってしまいましたが…後述のアイテムでちょっとおしゃれに様変わりしますのでお楽しみに

では外観の方をチェックしていきましょう
(画像はわかりやすいように公式ページから引用)

背面にはボリュームや電源、接続端子などを配置。一般的なPC用スピーカーだと 左右スピーカーの接続はミニプラグだったり はたまた着脱不可だったりするんですが このスピーカーはいわゆる「スピーカーケーブル」での接続となっています。もちろん付属品にスピーカーケーブルが同梱されているので別途用意する必要はありませんが スピーカー間の距離を離したい時や より凝って音質の評判が良いスピーカーケーブルに取り替えたりなど、汎用性の高いケーブルが使えるのは好ポイントですね。

入力端子はミニプラグ系とRCA系の二系統。もうちょい高価なスピーカに見られるようなバランス入力は装備されていませんが、安価なオーディオインターフェースやDACなどはRCA接続が主なので困ることはないでしょう。
(RCAとミニプラグの同時再生が可能かどうかは試してないのでわかりません。壊れたらいやなのでw

後日追記

PS4からの音声も再生したいと思い 液晶ディスプレイから3.5mmミニプラグで接続したところ普通に再生できたのですが…3.5mmが接続されている状態だとRCAからの入力は再生できない(排他?)仕様みたいです。なので 両方繋いでおいてどっちか再生的な使い方はできない感じかな?

続いて前面側。操作系や接続系が背面に集中しているので前面はいたってシンプル。「ザ・モニタースピーカー」とでも言えるような面構えです。

FOSTEXあたりのモニタースピーカーと同じく操作系は背面にあり 頻繁に音量をいじったりという操作には向いていないので 前段にDACなりオーディオインターフェースを挟んでボリューム操作を行う。またはPC側で音量操作を行うのが王道の使い方になりそうです。

ちなみにウーハーの大きさと周波数特性を他のスピーカーと比べてみるとA2+やPM0.4あたりには低音で負けるもののPM0.3比では十分出ている感じ
(PM0.1に関してはフルレンジかつ聞いた感じ多少盛ってる感ありなので参考程度にw)

メーカー機種名ウーハー経周波数特性
TASCAMVL-S376.280Hz~22kHz
FOSTEXPM0.4n10060Hz〜30kHz
PM0.375110Hz〜20kHz±3.0dB
PM0.1e55
フルレンジ
80Hz〜35kHz
AudioEngineA2+69.865Hz-22kHz (±2.0dB)

スピーカースタンドはあった方が吉!

モニタースピーカという性質上 実は「設置の高さ」に関してはシビアだったりします。理由としてはツイーターから発射される高音の指向性が高いために ツイータの正面で聴かないと高音の量感が変わってしまうためだとか。

で!!さきほど見ていただいた「机ベタ置き」だと 耳の位置よりスピーカーがかなり下がった状態になってしまうんですねぇ~。
実際の顔の位置って画面の真ん中くらいの高さですし

ということでスピーカースタンドを別途購入しました。

いわゆる高さをかさ上げするだけの「置台」的なものも考えたのですが

AudioEngineあたりも傾斜タイプがデフォだったりで

そこそこカッコいい&リーズナブルのでこれに決定。

装着してみた外観がこちら。

全体像はこんな感じですね。

ベタ置きだと野暮ったかったですが スタンドを装備した途端になんか垢抜けたDTMerみたいな感じになりましたよねぇ~!いやぁ素晴らしい(自画自賛w)

商品画像的には 「なんか薄くて華奢な印象」だと思ってたんですが 実際手にしてみると5mm厚程度の金属板を切り出して作られた感じなので思っている以上に堅牢。

再生時の振動程度ではビクともしない程度にはしっかりした作りなのでVL-S3購入時にはセットで購入すると幸せになれるかもしれません

肝心の音質は?

と!ここまで 外観や操作性について書いてきましたが 実際のところ 音質が悪ければそれはただのう〇こスピーカーなので。実際に色んなジャンルを聞いてみたところ

  • PM0.4の解像度にはさすがに劣る
  • 低域のキレの良さはPM0.4に勝るとも劣らず
  • PM0.3や0.1比では圧倒的な低音の量感
  • Audioengineは使ったことないので割愛

過去に使ったことのあるモニター系スピーカーと比べたらこんな感じの感想

他の非モニター系スピーカーと比べると
(音質というか感覚的な解説ですが)

  • BOSEのcompanionは雰囲気イケメン。全体的にはまとまってるけど 各パーツに目を向けるとぼやけてる。
  • Pebble V2やPM0.3は若年のイケメン。パーツも整ってるし長身だったりするんだけれど 圧倒的に色気が足りない
  • VL-S3はハーフ系イケメン。各パーツもそこそこ整ってる上に全体の雰囲気もそこそこいい感じ
  • PM 0.4は海外系イケメン。ほりも深くてインパクト十分なのに各パーツのバランスが取れていて 雰囲気も最強

こんな感じかなぁ?

世界相手(プロの現場)だとちょっとキツイけど日本国内(趣味やセミプロレベル)なら全然イケメンとして認知されます!的な立ち位置な気がします。

まとめ

といった感じで 今までBOSEとかPebble V2でよく聞いていたYOASOBIやら米津玄師やら緑黄色社会やらをこのスピーカーで聞き直してみたんですが。

さすがにモニタースピーカーを名乗ってるだけあって

  • そこで結構声掠れてるのね
  • あ!そこのドラムって結構細かいフレーズだったんだ?
  • 思ってたよりリバーブ強めにかかったミックスだったのね?
  • おお!ここって左右に振ったピンポンディレイ濃い目に入ってるぅ?

みたいな感じで 今まで団子状態で聞こえてた楽器が独立して聞こえる様子は なかなか圧巻でした。

もちろん PM0.3なんかも素晴らしいスピーカーですが

どっちかと言うとモニター側に全振りしていて 悪く言えば素っ気ない音質なので…

モニターも視野にいれつつ普段使いにも使う!みたいな用途であれば VL-S3は選択肢の一つとして結構ベストかもしれませんね

ちなみにちょい高ですがBluetoothでの無線接続にも対応しているVL-S3BTも並行で販売されていますので 用途の応じて選んでくださいませ

さて…モニタースピーカーとか手に入れちゃうとDTMとかやりたくなっちゃうんですが…圧倒的な作曲能力のなさを克服するところから始めないといけない罠(涙

コードとメロディの関係を理解して覚える作曲入門
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