2021年現在。リリースされているすべてのiPadがApple Pencilに対応しています。
使った事がある人はわかると思うのですが「最強スタイラス」として名高いApple Pencilの唯一の弱点! それが「すごく滑ること」なのであります。
んで!これの最良の解決策として一般的なのが「ペーパーライクフィルムを使用する」ってことなんですけれども…
ペーパーライクフィルムの3つの弱点とは
当ブログでも過去にペーパーライクフィルムの記事は複数書いていますし、いわゆる「紙のような描き心地」を目的とするならば間違いないですしプロのイラストレーターさんなんかも使用していたりします。
ただし「絵を描いていない時」にはさまざまな弱点が出てきてしまうのですよ(涙
画面の鮮やかさがなくなる
Apple製品と言えばiPadだけに留まらずiPhoneにしてもMacにしても「画面の美しさ」には定評があるわけでして。Retinaディスプレイの美しさは動画鑑賞時や電子書籍の読書時など、目の疲れを軽減してくれる頼もしい奴。
しかしペーパーライクフィルムを貼ると…。
いや、昔のザッラザラなペーパーライクに比べて現在は「ケント紙タイプ」なんていう細か目のタイプも出てきてますんでかなりマシにはなったんですが。
画像ではわかりにくいと思うのですがなんだかんだで「画像が微妙ににじむ」んですよ。
遠目に見てる分にはまだマシなんですが至近距離で見ると「細かい粒子感」みたいなのが見えちゃう。
わかりやすい例えで言うと「圧縮率あげすぎちゃったJPG画像」みたいな感じ?(逆にわかりにくい😄)
汚れやすい&汚れが落ちにくい
梅雨から夏にかけて世間もジメジメしていますが、使ってる本人も冬に比べたらジメジメしまくってます。
そんな状態で「手汗かいてるモード」なんかでペーパーライクフィルムをタッチ&スワイプしたりすれば、一瞬で白い軌跡が画面に描かれる事になります(笑
おまけにフィルム表面に摩擦係数を上げるための凸凹があるわけですから、汚れがそこに入り込んじゃう!!普通のガラスフィルムであれば軽く拭くだけで汚れは落ちてくれますがペーパーライクの場合「ゴシゴシ擦りまくる」または「うっすら濡らした布で拭く」なんて事をしないと汚れが落ちてくれません。
とは言え徐々に汚れは凸凹に溜まっていき…。気づけば皮脂が黒カビに変化しいつの間にか画面にはうっすらと黒い影が…。
こうなったらもうフィルムを交換するしかありません。感覚的には半年〜1年弱くらいかな。
タッチしたくなくなる
普段iPhone+ガラスフィルムを使っているので「タッチ画面っていうのはツルツルしているのが当たり前」と脳に刷り込まれているんですよ。
しかしペーパーライクの場合、タッチ時の感触が「ゾリッ!」って言う感じなんで結構操作時のストレスが溜まるんです。
おまけに「あんまりタッチしすぎると汚れるし」ってんであんまり画面触りたくないし…。
気づけば画面を触らないで済むようにタッチパッド付きのキーボードを購入する事態に。
あれ?iPadってタブレットなのになんでPC状態になってんの?的な😄
結局ガラスフィルム最高って結論に
まぁ結局の所「普段一番使っているものの操作感と見え方」が一番シックリくるわけでして。そうなると「普段使ってるiPhone+ガラスフィルム」に比べて操作感や見え方が違っちゃうのはすごくストレスなんですよね。
もちろんペーパーライクの摩擦力は画期的だけど…。
常にApple Pencil使いまくってるわけじゃないんだもん。
なんならPencil使ってる時間よりタッチしてる頻度の方が多いんだもん(涙
クリアな画面が好きなんじゃ〜!スベスベした画面にタッチしたいんじゃ〜!!
でもApple Pencilが滑るのもいやなんじゃぁ!!
ペン側で摩擦を起こせばいいという画期的な製品
そんな葛藤を抱えつつもたまにしか使わないApple Pencilのためにペーパーライクフィルムを貼ったままにしていたのですが、前述のとおり汚れも落ちなくなってきたのでそろそろ交換時期。
Apple Pencilを使っている時間より確実に別の作業をしている時間の割合が高いので、もう今回はApple Pencilの操作性は諦めてガラスフィルムを買っちゃおう!と決意してELECOMの指紋防止タイプのガラスフィルムを購入することに。
で、久々にガラスフィルムに交換したら…
動画とか見てもむっちゃ画質いいなぁって再認識。
ペーパーライクだからしょうがないって自分に言い聞かせて使っていたけれども、実際ガラスフィルム使ったら「昔のアナログ地上波 vs 地デジ」くらいの差はあるもん。
いつも見てるチャンネルの人結構ニキビあったんだぁ…みたいなこと、ガラスフィルムに変えて初めて気づいたもん(笑)
ってな話はさておき。
このガラスフィルムを買う時にたまたま関連商品で見かけたのが「ソフトタッチタイプの替え芯」と言うもの。
ペーパーライクフィルムの場合は「描かれる側で摩擦を発生させる」わけですが、この製品は「書く側で摩擦を発生させる」というノリ。
なのでiPad側がツルツルなガラスフィルムなどであっても適度な摩擦感をゲットできる!!!っていう製品なわけですな。
って事でガラスフィルムとともに購入。
3個入りで1500円くらいなので、Apple Pencil純正の替え芯より格安なので万が一ハズレだったとしても予備芯として使えますし😄
材質の違いや見た目
ではまず見た目から。
右が第一世代のApple Pencilに装着した純正の芯。
左が今回購入した「ソフトタッチ芯」を第二世代のPencilに装着した状態でございます。
全体像は純正品の方がポッチャリ系ですが先端はソフトタッチの方が丸みを帯びてる感じ?
材質に関してはあくまでも肌感での感想なのですが
- 純正品→陶器とかセラミックみたいな硬さ
- ソフトタッチ→硬めのプラスチックくらいの硬さ
ほんと 触り比べてみないとわからないレベルなんですが、爪を立てて見ると明らかに硬さが違うのがわかります。
実際の使い心地は?
では最後に一番肝心な「描き味」な部分。
今回はガラスフィルムを貼った状態での検証となりますが、「裸のガラス」の場合はもうちょい摩擦が強く出るのでそこらへんを加味して参考にしていただければと。
ではまず「純正ペン先+ガラスフィルム」を例えるとすれば!!!
2Hの鉛筆で窓ガラスに書いてるくらい
もう あれですよ!カツカツコツコツ言いまくるわ、止めようとしても滑りまくるわ、おまけに書いた衝撃も全然吸収してくれないわ!
ペーパーライクフィルム貼りたくなるのも無理はないな〜くらいにひどい描き味です。
では次に「ソフトタッチ+ガラスフィルム」の感想。
- 新品の油性マジックでガラスに描いてるくらい
- 新品のマーカーでホワイトボードに描いてるくらい
- 薄めの紙に下敷きを敷いた状態でボールペンで描いてるくらい
ぶっちゃけ「紙感はゼロ」なんですよね(笑)
ただ純正で感じる「一切の沈みとか衝撃吸収とかありませんから!」っていうツンデレ感はなくて、ごくわずかではあるものの「遊び」がある感じ。
結局どっち?
なかなか好みがあるのでむずかしいところなんですが、あえて切り分けるとするならば
- 今まで紙で絵を描いていた人 または iPadの用途は絵のみ→ペーパーライク+純正ペン先
- ペンタブ(板タブ)使ってた人 または Pencilの使用頻度低い人→ソフトタッチペン先+ガラスフィルム(または裸)
って結論かな?
ソフトタッチのペン先は純正に比べてしっとり感が増すので
- ワコムのペンタブ
- Surfaceのペン
このあたりに感覚が近いんですよね。でも「紙じゃない」んです(笑)
まとめ
ってな感じで最終的にまとめるとすれば
- どうしても紙の質感にこだわりたい人→ペーパーライク
- なんとなく滑らないほうがいいな〜。画質も良いほうが好き→ソフトタッチペン先
このくらいのノリでいいかな〜?って感じです。
ちなみに今回買ったのはノーマルタイプのソフトタッチペン先ですが
さらに粘ってくれる「スーパーソフトタッチ」ってのもあるみたいなので 興味のある方は試してみて情報ください😁
まぁ私の場合。Pencilの使用頻度とタッチの頻度。そして画質。
そこまで考えちゃうと「ソフトタッチ芯」でいいかな〜なんて思っちゃってます(笑)
まぁそこらへんはお好みで♪
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