ダイエットを成功させる鍵は、ハードな運動よりも「何をどれだけ食べたか」を把握するレコーディング(記録)にあります。私自身、3ヶ月弱で約72kgから65kg台へと、特別な定期運動なしで7kgの減量に成功しました。

この減量を支えてくれたのは、4種類のダイエットアプリたちです。「なぜ1つのアプリで通さなかったのか?」と思われるかもしれませんが、実はダイエットのフェーズによって、アプリに求める機能は変化していくからです。
今回は、私が実際に使用したアプリの変遷とともに、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較します。
1ヶ月目:基礎を作る「あすけんダイエット」
ダイエット開始直後、右も左も分からない時期に最も頼りになったのが「あすけん」です。
圧倒的なデータベース量
レコーディングダイエットの最大の敵は「入力の面倒くささ」です。あすけんは市販品や外食メニューの登録数が桁違いに多く、コンビニの新商品も発売後数日でリストに並びます。「メニューになくて登録を諦める」というストレスがほぼないのは、継続において最大の強みです。
初心者に優しいアドバイス機能
栄養素の過不足がグラフで可視化され、栄養士(AI)から具体的な改善案がもらえます。食事の「加減」が学べるため、ダイエットの基礎体力をつける初期段階にはベストな選択です。
デメリット:運動管理の弱さ
食事管理は完璧ですが、運動に関しては「目標値を掲げるだけ」という側面があります。「運動した分、これだけ追加で食べていい」といった動的な計算は得意ではないため、食事制限メインの方向けと言えます。
2ヶ月目:運動とのバランスを考える「カロママ」
食事管理に慣れ、活動量も意識し始めた2ヶ月目に移行したのが「カロママ」です。
消費カロリーに連動した食事提案
あすけんと決定的に違うのは、運動で消費したカロリーをリアルタイムで食事量に反映してくれる点です。「1500kcal消費したから、夕食はしっかり摂って補いましょう」といった提案をしてくれるため、ストイックになりすぎて体調を崩すリスクを減らせます。
デメリット:データの精度とUIのクセ
あすけんに比べると食品データベースが少なく、特に家庭料理の「一人前」の定義がアバウト(中皿1杯、など)なため、記録がやや大雑把になりがちです。ある程度、食材のカロリー感が身についている中級者向けと感じました。
3ヶ月目:自由度を重視する「カロミル」
減量が軌道に乗り、自分なりのペースが掴めてきた3ヶ月目に選んだのは、非常にシンプルで無機質な「カロミル」です。
「おせっかい」がない自由な管理
あすけん等のAIは非常に優秀ですが、時に「食べ過ぎです」と怒られ続けることに疲れてしまうことがあります。カロミルにはそうしたアドバイス機能がほぼなく、純粋に数字を自分で管理したい人に向いています。 特筆すべきは「一週間つじつま合わせモード」。飲み会などでオーバーした分を数日かけて調整するといった、長期的な視点での管理が可能です。
栄養素の直接入力
新発売の製品など、データベースにないものでもパッケージの栄養表示を直接打ち込める機能があり、死角がありません。
現在:デバイス連携を極める「MyFitnessPal」
目標体重を達成し、維持フェーズに入った現在愛用しているのが、世界シェアNo.1の「MyFitnessPal」です。
Garmin等の外部ガジェットとの強力な連携
Apple WatchやGarminといった活動量計との連携が極めてスムーズで、歩数やワークアウトデータが自動で食事枠に反映されます。また、バーコードスキャンによる入力が非常に快適で、海外製品にも強いのが特徴です。
デメリット:UIの海外仕様感
日本製アプリのような親切な日本語ガイドや「栄養士のアドバイス」はありません。また、広告表示が多めな点も好みが分かれるところですが、ガジェット好きがライフログとして運用するには最適なツールです。
まとめ:自分の「現在地」に合わせてツールを選ぼう
3ヶ月で7kg落として分かったのは、「最初から最後まで同じツールである必要はない」ということです。
- 知識を身につける時期は、あすけん。
- 運動を組み合わせる時期は、カロママ。
- 自立して管理する時期は、カロミル。
- ライフログとして定着させる時期は、MyFitnessPal。
このようにアプリを乗り換えていくことで、飽きを防ぎ、その時々の課題をクリアすることができました。ダイエットが続かないと悩んでいる方は、まずはアプリを変えて「環境」から整えてみてはいかがでしょうか。
今回紹介したダイエットアプリ一覧
- 初心者向け: あすけんダイエット
- アドバイス重視: カロママ プラス
- 上級者・PFC重視: カロミル
- ガジェット連携: MyFitnessPal