浴室の利便性を左右するスライド式のシャワーフック。長年使用していると、ロックが効かなくなり、シャワーの重みで勝手に下がってしまうトラブルが発生しがちです。
私の自宅でも、内部のプラスチック部品が経年劣化で破損し、フックが一番下まで滑り落ちて固定できなくなってしまいました。

業者に修理を依頼すると万単位の工賃がかかるケースもありますが、実はパーツさえ手に入れば、自分でも15分程度で安価に修理が可能です。
今回は、LIXIL(INAX)製スライドバーのフックを格安パーツで修理した工程を詳しく解説します。
1. 故障状況の確認とパーツの選定
まずは、ご自宅のスライドバーの太さを計測しましょう。LIXIL製の場合、一般的に「直径24mm」と「直径30mm」の2種類が存在します。
我が家は30mmタイプでしたが、メーカー純正品を購入すると約6,000円ほどかかります。
今回はコストを抑えるため、互換性のある社外品を選択しました。価格は1,680円と、純正品の3分の1以下。構造もネジ式からボタンワンタッチ式に変更され、利便性の向上も期待できます。
2. 準備すべき工具
作業に必要な工具は以下の2点です。
ウォーターポンププライヤー: バーを固定しているブラケットを外すために使用します。
プラスドライバー: バー端部のキャップを外すために使用しま す。
※樹脂パーツに傷をつけたくない場合は、プライヤーの口に布や養生テープを巻いて作業することをお勧めします。
3. 修理工程:スライドバーの取り外しから換装まで
スライドバーは中空のパイプになっており、新しいフックを「通す」必要があるため、一旦壁から外す作業が必要です。
手順①:壁側のブラケットを緩める
バーの上下にある固定部分(ブラケット)のカバーを反時計回りに回して外します。手では硬くて回らないことが多いため、プライヤーを使用して少しずつ緩めていきましょう。

※作業の安定性を確保するため、まずは下のブラケットから外すのがコツです。
手順②:バー端部のネジを外す
バーが壁から外れたら、端部についているキャップ部品の中を覗きます。中央にプラスネジがあるので、これを緩めてキャップを外します。

※ネジを落として排水溝に流してしまわないよう、必ず排水口にタオルを敷くなどの対策をしておきましょう。
手順③:フックの交換と再組み立て
キャップが外れると「ただの丸パイプ」になります。

古いフックを抜き取り、新しいフックを差し込みます。

あとは、今までの工程を逆に辿って組み立てるだけです。
4. 完成後の使用感:1,680円の価値はあるか?
無事に交換が完了しました。

互換パーツということで多少の不安はありましたが、実際に使ってみると純正品以上にしっかりとしたクリック感があり、チープさは全く感じられません。ボタン操作もスムーズで、シャワーの重みに負けて下がってくることもなくなりました。
5. まとめ:DIYなら1,000円台で解決できる
「お風呂のトラブル=業者依頼」と思いがちですが、今回のシャワーフック交換のように、部品代と少しの手間だけで解決できるケースは多々あります。
- バーの直径(24mmか30mmか)を測る
- 適切な互換パーツをネットで探す
- プライヤーを使って自力で付け替える
この3ステップで、数千円から1万円近い節約が可能です。スライドバーの動きが悪くなったり、固定ができなくなったりした際は、ぜひDIYに挑戦してみてください。



