とまじ庵

TOMADIAの後日譚?

SJCAM SJ8 Plus 実機レビュー | 低価格機との比較もあるよ♪

すっかりアクションカメラの記事が増えてきてしまったとまじぃさんちですが、ご多分に漏れず本日もアクションカメラのお話です。

今回は「中華アクションカメラ界の雄」であるSJCAMさんから「SJ8 Plus」のモニター機を提供していただいたので、そちらのレビューをしてまいります。

もちろん手放しに「SJCAMすげぇ~」なんて褒めるだけではなく、我が家の低価格エース機SooCoo C30Rとの比較などもしていきますので、お付き合いくださいませ♪

SJCAM SJ8 3兄弟

SJCAMと言えば中華アクションカメラ界隈ではSJCAMの偽物が出回る程度には老舗&有名&高機能で有名なメーカー。

過去にはSJ4000とかSJ5000。そしてSJ6 LegendやSj7 starなど人気機種をリリースしています。当ブログでも自転車動画などでSJ6 Legendを多用していますが、手ぶれ補正も協力&画質も良好で常用しまくっておりました。

そのSJCAMの最新がSJ8シリーズになるわけですが、今回は3機種のリリース。

  • SJ8 Air
  • SJ8 Plus
  • SJ8 Pro

Airに関しては4K未対応&手ぶれ補正未搭載
Plusは4K 30FPS対応&3軸ジャイロ手ぶれ補正
Proにいたっては「ほとんどGoPro」といった高機能機種で6軸ジャイロや4K 60FPS、他にもフルHD240FPSでスロー撮影などにも対応しています。

今回はその3兄弟の次男(次女かもしれないけど)のPlusをモニター機として提供していただいた次第です。

外装&同梱物

今回のSJ8 Plusは「BIG BOX版」という種類で、各種のアクセサリが付属しているパッケージになっていますが、「Small Box版」というのも存在しており、そちらだと幾分格安ですが、充電ケーブルと清掃クロス程度しか付属していませんのでご注意を。

それでは外装から見ていきましょう。

シンプルながらセンスの良い外装。そしてSJ8 Plusの売りである「リアル4K対応」はひときわ目立つ赤で表記されています。
なお、1万円前後のアクションカメラにはよく付属されている「キャリングケース」的なものは付属しておらず、箱に直接アクセサリー類が入っています。

 

同梱品はこんな感じ。

  • 本体
  • 防水ケース
  • タッチ対応バックドア(タッチ対応時の防水性能は3mまで)
  • 自転車・バイク用ハンドルバーマウント
  • 三脚マウント
  • 3脚穴マウント(本体の三脚穴に差し込めばケース無しでマウントできます。)
  • 両面テーブ系マウント(固定式×1、回転式×2)
  • 予備両面テープ
  • 延長&方向変換系マウント各種
  • 清掃用クロス(SJCAMのロゴ入り)
  • 各国語説明書(残念ながら日本語はなし)
  • USB タイプCケーブル(写真撮り忘れました)

吸盤系マウントや自撮り棒、トライポッドなどは同梱されていませんので、そういう用途が必要な場合は格安のGoPro互換アクセサリを買っておいた方が幸せになれそうです。

外観

それではケース&本体の外観を見ていきます。

ロック機構は二段ロックですので、水中で不用意にロックが解除されて浸水・・・。なんて事態になる心配もなく安心。
その半面、結構器用に解除しないとロックが外れないので、急いでるときにはイライラするかもしれません(笑)

 

ちなみにこのケース。本体とのサイズの精度が非常に高くて、逆さまにして振っても本体が出てこない程度にはキッチリとはまります。なので、深爪した際などはカメラが取り出せなくて辛い・・・というか現在わたくしちょうど深爪中なので、取り出せなくて苦労しました(涙

 

全面にはサブディスプレイや二箇所のLEDなど。
SJCAMが決定的に低価格帯のアクションカメラと違うの「どの角度から見ても録画中か否かを判別できる表示がある」というところ。
ボタンのクリック音にしてもLEDやサブディスプレイにしても、「あれ?録画ボタン押したっけ?」ってなった際に確認できる表示が各所に配置されてるんですよね。
ちなみに録画中はシャッターボタンも光ります。

 

左サイドはゴムの蓋の内部にUSBタイプCのコネクタ。
充電はもちろんですが、PCとのデータ転送、そして専用外部マイクとの接続にも使用します。

 

液晶ディスプレイはタッチ対応。現在の設定も一望できますし、各部分をタッチすれば直接設定にジャンプできるので、非常に直感的。液晶自体の発色や精細度も高いので、出先で動画の撮れ具合をチェックしたい場合も過不足ない画質です。

 

右サイドはシンプルに電源ボタンのみ。
過去の機種ではタッチ対応であっても、ここに矢印キーがあって項目選択ができたりしましたが、SJ8世代になってからは潔く廃止。 まぁスマホでも、もしものために物理キーが装備されてるかって言えばそんなことはないので、こういう時代の流れなんでしょうね。
(自転車のりとしてはグローブ装着時などは物理キーで操作したい場合もあるので、残してほしかったってのが本音ですがw)

 

底部の蓋をあけるとバッテリースペース。
そして画像の矢印の先っぽあたりに目立たず差し込まれているのが「SDカード」。

非常に抜き差ししにくい部分にSDカードスロットが配置されているので、基本的には「SDカード挿しっぱなしで、データ転送はUSB経由でやってね」ってスタンスですね。

 

設定周りもタッチ対応のわかりやすいインターフェース。

 

同梱の説明書は日本語非対応でしたが、本体の言語設定は日本語に対応しているのでご安心を♪

 

意味がわかりにくい項目に関しては、設定に関するヘルプも表示される親切設計なので、設定で迷うことも少なそうです。

全体的な質感も「いかにもプラスチック」というよりは「手に吸い付く様なしっとり感」があって、安物臭い「ペキペキ感」はありません。

というか・・・1万円クラスより一回り重い感じなんですが・・・部品詰まってるんですかね(笑)

実際に撮ってきました

ということで、外観などに触れてきましたがカメラの本分と言えば「画質」

どれだけ見た目に高級感があったとしても、画質がクソだったら意味がありません。

ということで我が家で延々とエースとして頑張ってきた実売8000円の超コスパ機「SooCoo C30R」とガチンコ比較して来ました。

こんな感じで自家用車のダッシュボードに2台並べての撮影。

まず最初に気づいたのが「画角の広さ」
C30Rの手ぶれ補正は非常に優秀な反面、補正のためにかなり大きく切り取っているのが弱点。

一般的なアクションカメラの手ぶれ補正の場合「電子式手ブレ補正(EIS)」という方式が多いのですが、動画の前後のコマと比較して小刻みに動いた分を補正するために、動画範囲の8割とかを切り取って表示する方式なんですね。

図にするとこんな感じ(わかりにくいですがw)

安い機種だと「前のコマとの誤差を見て補正」する形式が多いので「実際には揺れているのに景色はかわらない」みたいなシチュエーション。つまりは「揺れている電車内の景色」では手ぶれ補正が聴きません。

SJ8 Plusの場合は「3軸ジャイロ」を搭載しているので「実際の揺れ」に対応した手ぶれ補正が行われるわけです。

そして、センサーによる揺れを加味した補正なので、必要以上に範囲を切り取ることもなく、必要最低限の切り取りで済んでいるので、この画角が保持できているのだと思われます。

GoProでも代が進むごとに補正時の画角が広くなっていますが、SJCAMもそういう流れに乗っているということですね。

では実際に「SJ8 Plus vs SooCoo C30R」の比較動画を見ていただきましょう♪

さすが我が家のエース機だけあって、C30Rもなかなか引けを取らない絵が撮れてます。

ただ前述したとおり「画角」に関してはSJ8 Plusの方がかなり広い状況。

当ブログで多い「自転車車載動画」などの場合**そこにハンドルの端っこでも映ってくれてれば臨場感出るのにな~」なんて場面でも画角が狭いことで、映ってくれなかったりって事が結構多いんですよねぇ。でも手ぶれ補正をオフったら悲惨な動画になってしまうので、泣く泣く画角の狭い動画で我慢・・・なんてことも多かったのですが。

SJ8 Plusならそこらへんは問題なくクリアしてくれそうです。

そしてこの動画ではわからないですが「録音の音質」に関してはSJ8 Plusが圧勝。元々私の場合「自転車動画はBGMでごまかす派」なので、録音品質には一切こだわってないのでC30Rで問題ないのですが、はっきりいってC30Rの録音品質はクソお世辞にもも良いとは言えません。

ボタン類やスイッチ類のガタも多いので、振動の多い場面だと録音された音に「カタカタ・カチカチ」音が入りまくりますから(笑)

それに対してSJ8 Plusの場合はまがりなりにも「ステレオマイク搭載」ですから音質は雲泥の差。

今回の動画も、運転しながらかみさんと会話していたのですが

  • C30R→ほぼエンジン音しか聞こえない
  • SJ8 Plus→会話が鮮明

くらいの違いがあります。

ナレーションしながらの動画撮影などを視野に入れた使用用途の場合はSJ8 Plusの方が間違いなくおすすめです。

まとめ

ということで実売8000円のC30Rと実売20000円のSJCAM SJ8 Plusを比較するという大人げない企画でした(笑)

ぶっちゃけてしまえば「一万円以下クラスのアクションカメラは弱点を理解した上で使う機材」だと個人的に思っています。

  • 発色は良いのにコマ落ちする(Muson)
  • 手ぶれ補正最強なのに色が地味(Apeman)
  • 画質最強なのにバッテリーが30分しか持たない(Runme)
  • 色々最強なのに部品の取り付けが甘くてカタカタ(うちのSooCoo

みたいな感じで、各機種とんがって良い部分もありますが、弱点も多いのが低価格機。 そこを理解した上で「用途にあった機種」を使えるスキルがないと「安物買いの銭失い」になりかねないのが「一万円以下のアクションカメラ」です。

SJCAM SJ8系はそのクラスのの価格帯ですが、実際使ってみれば「弱点がない」安心の品質&機能なんですなぁ。

私みたいに「弱点多い機種を色々試して楽しみたい」様な変態であれば格安アクションカメラをおすすめしますが「過不足なく色々な用途に使用したい」のであれば、SJCAM SJ8クラスを買っておけば間違いないと思います。

ただ・・・最後に助言。

今回は次男坊のSJ8 Plusの紹介記事でしたが、もともと3万円超だった長男坊のSJ8 Proが、現在24,000円程度まで値下がりして来ています(10/7現在)

使用チップもGoPro5並みですし、撮れる解像度もPlusより上。

現在Plusが2万円ちょいなので、そこで3000円ケチるよりもProを買っちゃったほうが後悔しないかもしれませんよ、ここだけの話(笑)

自転車車載動画に関しては下記記事にて紹介してますので興味のある方はどうぞ

ではでは (^_^)/~