昨今Chromebookが世界的に流行の兆しですねぇ。
近頃ではアメリカでMACの出荷数を超えたとかなんとか
「Chromebook」、「Mac」を米国出荷数で初めて上回る–2016年第1四半期 – CNET Japan
日本でも結構使ってる人が増えてきましたが、まだ一般層にはchromebook?なにそれ?美味しいの?的な方々が多いのも事実。
今日はそんな日本ではまだ日の目を見ていないChromebookを布教するべくできること・できないことをまとめて行こうと思います。
何ができて何ができないの?
Chromebookを購入するにあたって一番心配なのが
「ブラウザしか動かないと、色々不便なんでしょ?」
って事。
ここからはそこらへんの心配を払拭すべく「何ができて何ができないのか?」について紹介していきます。
ChromeOSとは?
基本的にChromebookに採用されているChromeOSは、文字通りChromeが動くだけのOSです。
(chromeとはGoogle製のブラウザの事です)
つまり・・・。
ブラウザしか動きません!!
これだけ聞いてしまうと
- ホームページが見れるだけのパソコンなの?
- 他にはyoutube見れるくらいなの?
なんて思ってしまいますよね(笑)
でも安心してください。
現在PC上で行う作業の大部分はブラウザ上で実行できる様になっています。
そんな事を踏まえながらできることとできないことをまとめて行きます。
できること
できることとchromebookならではの便利さを踏まえて列挙していきます。
ホームページ閲覧
これができなければ何のためのPCかわかりませんね(笑)
高速なCPUは搭載していないChromebook ですが、ChromeOS自体が超軽量OSなために、タブ5個+動画くらい開いても特に重くなることもなく使用できます。
少し前に流行ったAtom搭載のwindowsノートだと、タブ3個くらいからモッサリしてきて非常にストレスが溜まったものですが、Chromebookはその程度では重くなりません。
さらに!!
ホームページ閲覧時に多用する「戻る・進む・更新」ボタンもファンクションキーに配置されています。
さらにタッチパッドの二本指スワイプでも戻る進むが可能!!
最低限の手間でネットサーフィン時のすべての操作ができるのは、まさにオンライン専用端末のあるべき姿ですね。
オフィス系(文章作成や表計算など)
ガチでマクロ使いまくりとかでなければ、普通に使えます。
おまけに無料です♪
google Docs
Google謹製のブラウザ上で動くOffice suite
[Google ドキュメント – オンラインでドキュメントを作成、編集できる無料サービス] (https://www.google.co.jp/intl/ja/docs/about/)
- ワードに相当するドキュメント
- Excelに相当するスプレッドシート
- パワーポイントに相当する相当するスライド
- アンケートなどが作成できるフォーム
の4種類が利用可能。
個人的な書類作成などでは十分すぎる機能です。
幾分 MS Officeとの互換性という意味では難あり・・・かな?
Office Online
オンラインでファイルの共同作業 – Office Online
Chrome上でMicrosoftのOneDrive上にあるOfficeファイルを編集できるchromeアプリ。
マクロ系や特殊な機能が使えない以外は、普通のOfficeとほぼ変わらないインターフェース&機能を擁している模様です。
マクロなどの機能が使いたいのならわざわざchromebookでやろうとせずに普通にwindowsPC使ってくださいって事ですよね(笑)
Line
これもChromeアプリ版があるので問題なく使用できます。
LINE – Chrome ウェブストア
もちろんバックグラウンドに隠れていても着信通知などは普通に鳴るので、windows版LINEと遜色なく使えます。
スタンプもグループトークも問題なく使えますし、Lineが起動していても特に重くなることもないので、作業しながらのトークなども問題なく行えます。
画像編集
ブラウザ上で画像編集? Chromebookの鬼門だと思われそうですが、実は普通に使えます(笑)
Pixlr Editor を使えばほとんどの画像編集が可能です。
さすがにPhotoshopのフル機能とまでは行きませんが、一般的な色調補正や切り抜き、マスキング、描画などほとんどすべての作業がブラウザ上で可能です。
実際わたしも、以前はGIMPやPhotoshop ElementsなどをPCにインストールしていましたが、今はもっぱらこれを使ってます♪
動画編集
WeVideo
簡易的なStory Modeと詳細が編集できるTimeline Modeが使える本格的動画編集サービス。
ビデオクリップのエフェクトはもちろん、テロップやエンドロール、BGM挿入など基本的な動画編集機能は網羅しています。 そのままyoutubeなどの動画サイトに投稿する機能も備えているのですべてクラウド上での作業で完結します。
さすがに数十分単位の動画だとアップロード時間などを考えた場合現実的ではありませんが、数分のちょっとした動画を作るには十分すぎる機能のWEBサービスです。
音楽作成
いまやDAW(デジタルオーディオワークステーション)もブラウザ上で動く時代です。 Soundation Studio
音源、エフェクトからMIDI編集、そしてフリーのフレーズ集まで至れり尽くせりの音楽作成ソフト。 たぶん市販の一万円台くらいの音楽編集ソフト並の機能は有してるんではないでしょうか?
知識と根気さえあればChromebookでボカロPも可能かも(vocaloidはchromebookでは動きませんがw)
Androidアプリの起動
これに関しては現時点でChromebook Flipだけの機能
(年内には他の対応端末でも使えるようになるそうです)
人気のハースストーンも我が家のFlip上で問題なく動いています。 (もちろんタッチスクリーンなので画面タップで動作可能)
すべてのアプリが完全動作するわけではありませんが、結構色んなゲームやアプリが動作します。
chromebookでは唯一ブラウザに依存しないで作動する部分となるわけですね。
数十万種類と言われているAndroidアプリが動くとなると、もはやブラウザだけのパソコンではありません。
これから互換性もどんどん上がってきて、大部分のアプリが動くようになるでしょう。
今までChromeだけではできなかった本格的ゲームやアプリケーションが動くとなると、目が離せない端末になりそうです♪
その他もろもろ
ちなみにこのアイドルマスターシンデレラガールズもブラウザ上で動いています。
探すとかなり色んな事ができるので、色々ぐぐってみてください。
できないこと、苦手なこと
まさにブラウザ上でできない事はできません。
あとはいわゆる「本格的・専門的な分野」になるとキツイですね
本格的なゲーム
わかりやすいところではSkyrimであるとかFalloutであるとか。
いわゆるwindows用ゲームなどをプレイすることはできません。
まぁ性能的にもそれらができるようなCPUやグラフィックボードを積んでいませんので無理なんですが(笑)
ただし・・・。
母艦になるデスクトップ機などを持っている場合はChrome リモート デスクトップ などを使えば擬似的に遠隔操作でプレイする事は可能です。
感覚としては下記記事のようなノリでchromeリモートデスクトップを使ってもらう感じです。
小さな低解像度ノートでのリモートプレイ用に解像度を下げた設定にすれば、今までスペック的に無理と思っていた激重ゲームも意外に快適に動いてしまったりするものです。
冬場にコタツに入って小さな画面でバトルフィールドとか・・・オツですよね(画面が小さくて負けても責任は負えませんが)
印刷
これに関してはできないわけではありません。
ただGooleクラウド対応プリンタを使うか、別PCから印刷するの二択となってしまいます。
また年賀状作成ソフトなども存在しませんのでそういう用途には向きません
(Officeで地道に作ってクラウドプリントすると言う手間を惜しまないなら可能です)
様々な専用ソフトなど
会計ソフトであるとか在庫管理ソフトであるとか、windows専用に設計されたソフトは動きません。
本格的な動画編集ソフトなども動かないと思ったほうが良いでしょう
(簡単な動画編集ならオンラインでも可能です)
3DCGや筆圧対応のお絵かきなども現状はきつい感じ。
(暫定的に筆圧対応してる画像編集サービスは希少ですが存在します)
まとめ
- いざやりたいことができなかったら困る
- 他の端末を持っていないのでとりあえずこの一台ですべてをこなしたい
そういう方には向きませんが、あくまでもメイン機のサブという形やちょっとコタツで気軽に使うネット端末という使い方であれば非常に使いやすいのがChromebookです。
タブレットがPCとスマホのいいとこどりだったわけですが、ChromebookはタブレットとPCのいいとこどりと言った感じでしょうか?
起動の速さやお手軽さはタブレット。それでいて本格的な文字入力にも耐えられるキーボード。
2in1系のタブレットと真っ向ライバルになりそうですが・・個人的にはChromebookを推したいですね♪
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